...蜜柑(みかん)を一箇手にとった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...その辺は丁度ゴミの流れ寄る箇所と見えて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...その最後の六箇月間の療養生活に就(つ)いてだけのような気がする...
太宰治 「雀」
...二三箇月後には妙子も東京へ呼び寄せると云うことであったのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...やっと十箇月にしかなってえへん」「英吉利(イギリス)に渡ってからは半年ぐらいと違うか知らん」「半年でそんな相手を見付けるなんて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それなら『箇』の研究なんぞ詰らぬかと云へば...
田山録弥 「自からを信ぜよ」
...そのいづれの箇々の部分も餘の部分にまつたく依繋しないところの無數の部分に分たれ得る故に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それはまたクィンシーが考えたような一人の売手と一人の買手と一箇の物と一瞬間とから成る市場にも適用せられねばならない...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...小麦 約十二俵大麦 十俵陸稲┌糯(もち)六斗五升└粳(うるち)五石馬鈴薯 約四百貫玉蜀黍(とうもろこし)三斗西瓜(すいか)八十箇薩摩薯(さつまいも)五百貫茄子(なす)若干胡瓜(きゅうり)若干梅 四斗茶 一貫目牛蒡(ごぼう)五十貫生薑(しょうが)五貫目大根 若干蕎麦(そば)三斗菊芋 若干里芋┌八ツ頭 三俵└小芋 二俵木炭 五俵右の外...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...三花二箇に分離することが出来た...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...あれが僕に話した通(とおり)を君の前で箇条がきにしてでも述べるところだね...
夏目漱石 「虞美人草」
...皇帝は二百スプラグ入りの金袋を五十箇と...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...内地雑居も僅に数箇月の内に在り...
福沢諭吉 「女大学評論」
...化石したように自分が一箇の冴えた空白に占められて行く愉悦...
山川方夫 「その一年」
...そんな六箇敷(むずかし)い話じゃないの...
夢野久作 「支那米の袋」
...印章が一箇捺(お)してある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...箇条にいたして公儀へ...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...沼津の留守宅から送して來る郵便や新聞等も途中一二箇所の郵便局の手を經るよりもこの船に頼んで持つて來て貰ふ方がずつと速かつたのです...
若山牧水 「樹木とその葉」
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