...生命ある者は唯二箇(ふたつ)...
石川啄木 「散文詩」
...八升入の牛乳鑵が二つバケツが三箇殘つてある...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...わずかあれから三箇月後に完了したのだった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...先(ま)づ謙遜(けんそん)して六七千箇(こ)は有(あ)ると云(い)はう...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...一箇月間に十万部も売れる評判小説にくらべて...
太宰治 「「晩年」と「女生徒」」
...一箇の感傷家にすぎないのではないのか...
太宰治 「もの思う葦」
...そこに始めて言つた者と言はれた者との箇々の関係が始まるのである...
田山録弥 「解脱非解脱」
...二箇(ふたつ)の径五寸ばかりの管は大空に向つて烈しい音を立てながら...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...そしてまた同じ箇所にある...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...なかにはわが国の中世建築を特徴付ける珍しい箇所が数々あり...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...三箇が川の岸で組んずほぐれつの大格闘を始め出したのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...――そのうちどこか一箇所だけは開いていたはずだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今日は何が何箇(いくつ)あるまで知つて居るのは恐らく己れの外には有るまい...
樋口一葉 「わかれ道」
...アメリカが気にくわんというのとは芸術家だったら別箇にわかりそうなものだのにねえ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...引出して見ると一箇の黒い油紙包である...
村山槐多 「悪魔の舌」
...三箇月分の宿料を払って逃げると...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...なる一箇条があり...
吉川英治 「新書太閤記」
...二箇の死骸から血しおが蚯蚓(みみず)のように河原を走って...
吉川英治 「親鸞」
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