...港内にて清三郎乗船の筥崎丸(はこざきまる)と行違ふ...
高浜虚子 「五百五十句」
...手筥まで預って目黒の不動様に詣でたお園が...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...佐賀の両親の許に行くべく決心した……(中略)……わざと博多駅より二つ手前の筥崎駅から...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...筥崎水族館裏の同じ処で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...なんですか」「わたしの衣裳つづらを開けてね」「エエ」「蝶貝(ちょうがい)の模様(もよう)のついた手筥(てばこ)があるだろう...
吉川英治 「江戸三国志」
...「朝廷のおん文筥は...
吉川英治 「私本太平記」
...わけてよく効くと申しますから」すぐ小さい香筥(こうばこ)をとり出した...
吉川英治 「私本太平記」
...背(せ)なかへななめに持っている状筥(じょうばこ)であるとみえる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...やがて蒔絵(まきえ)の文筥(ふばこ)の房長なのを恐々(こわごわ)持った近所の内儀が...
吉川英治 「新書太閤記」
...なんていう名?」「その筥(はこ)ん中...
吉川英治 「新書太閤記」
...書状筥(ばこ)へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...文金の高髷(たかまげ)に銀釵筥迫(ぎんさんはこせこ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...銭筥(ぜにばこ)の抽出(ひきだし)から眼鏡(めがね)をだして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どこから?」あわただしく状筥(じょうばこ)をひらきあった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...文筥(ふばこ)のやりとりや往来も自然に繁かった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...美しい双六(すごろく)の筥(はこ)を...
吉川英治 「源頼朝」
...胸に文筥(ふばこ)を掛けた何家(どこ)かの下郎が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...道中ではあんな小筥を持っていなかった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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