...失策する様な事があつても大変ですから...
石川啄木 「雲は天才である」
...後図を策する考えであった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...自由党の一部には早くも薩閥との提携を策すものがあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...而(しこう)してその策する所を観れば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...だんだん秋が深くなって公園を散策する人影もまれになると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...日仏離間を策す一石二鳥の陰険な目的が窺われるのである...
久生十蘭 「魔都」
...自慢げに散策するのはラファエロの間か...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...こんな天然物を利用して繁栄を策することは...
牧野富太郎 「寒桜の話」
...軍民離間を策する奴は――いや...
三好十郎 「猿の図」
...まだ危険とはきまらないうちから早くも己れの安全を策することがあるのを見ても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――人間がいつも自分自身によって欺かれ自分自身によって失策するということは悲しいことだと思う...
山本周五郎 「陽気な客」
...余りにも小策すぎましょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉が策すところは中国全体の攻略にある...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうして一刻も早く上方(かみがた)への転進を策すか...
吉川英治 「新書太閤記」
...糧(かて)なく持久を策す折も...
吉川英治 「新書太閤記」
...わが大柴田の策す天下の計は定まると申すもの...
吉川英治 「新書太閤記」
...何喰わぬ顔しつつ常に何かを策する公卿輩まで...
吉川英治 「随筆 新平家」
...桟橋会社の乗っ取りを策すといった類の人々もあったのだが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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