...後図を策する考えであった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...自由党の一部には早くも薩閥との提携を策すものがあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...だるいからすこし散策する(この程度の病気を持つてゐることは...
種田山頭火 「其中日記」
...而(しこう)してその策する所を観れば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...午後市ヶ谷辺を散策す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...病来散策する事稀なれば偶然晩晴の富士を望み得て覚えず杖を停む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...常には散策する人もなく...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...だんだん秋が深くなって公園を散策する人影もまれになると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...日仏離間を策す一石二鳥の陰険な目的が窺われるのである...
久生十蘭 「魔都」
...抽斎は遂に進んで津軽士人のために画策するに至った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...まだ危険とはきまらないうちから早くも己れの安全を策することがあるのを見ても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――人間がいつも自分自身によって欺かれ自分自身によって失策するということは悲しいことだと思う...
山本周五郎 「陽気な客」
...消極策すぎはしないか」と...
吉川英治 「三国志」
...秀吉が策すところは中国全体の攻略にある...
吉川英治 「新書太閤記」
...糧(かて)なく持久を策す折も...
吉川英治 「新書太閤記」
...わが大柴田の策す天下の計は定まると申すもの...
吉川英治 「新書太閤記」
...何喰わぬ顔しつつ常に何かを策する公卿輩まで...
吉川英治 「随筆 新平家」
...桟橋会社の乗っ取りを策すといった類の人々もあったのだが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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