例文・使い方一覧でみる「齪」の意味


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...そして始終齷(あくせく)しながら何一つ自分を「満足」に近づけるような仕事をしていなかった...   そして始終齷齪しながら何一つ自分を「満足」に近づけるような仕事をしていなかったの読み方
有島武郎 「小さき者へ」

...朝暮(てうぼ)の營(いとな)みに齷(あくさく)たるもの...   朝暮の營みに齷齪たるものの読み方
泉鏡花 「花間文字」

...こんなところに齷して...   こんなところに齷齪しての読み方
田山花袋 「トコヨゴヨミ」

...いっそ初めから齷しない...   いっそ初めから齷齪しないの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」

...わたしはそれ以来ずっとテルソン商社の他(ほか)の事務にばかり齷(あくせく)していたのです...   わたしはそれ以来ずっとテルソン商社の他の事務にばかり齷齪していたのですの読み方
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」

...都会の人波の中に溺れながら齷してる...   都会の人波の中に溺れながら齷齪してるの読み方
豊島与志雄 「悪夢」

...それほど齷(あくせく)するにも及ぶまいじゃないか……...   それほど齷齪するにも及ぶまいじゃないか……の読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...どうせ終りは死だから齷するだけ馬鹿げてる...   どうせ終りは死だから齷齪するだけ馬鹿げてるの読み方
豊島与志雄 「生活について」

...眼前の利にのみ齷(あくせく)して世界に二つとない自国の宝の値踏(ねぶみ)をする暇(いとま)さえないとは...   眼前の利にのみ齷齪して世界に二つとない自国の宝の値踏をする暇さえないとはの読み方
永井荷風 「日和下駄」

...我々は落付いた眼に笑を湛(たた)えて又齷(あくせく)と先へ進む事が出来ます...   我々は落付いた眼に笑を湛えて又齷齪と先へ進む事が出来ますの読み方
「岡本一平著並画『探訪画趣』序」

...齷(あくせく)とこせつく必要なく鷹揚自若(おうようじじゃく)と衆人環視の裡(うち)に立って世に処する事の出来るのは全く祖先が骨を折って置いてくれた結果といわなければならない...   齷齪とこせつく必要なく鷹揚自若と衆人環視の裡に立って世に処する事の出来るのは全く祖先が骨を折って置いてくれた結果といわなければならないの読み方
夏目漱石 「『東洋美術図譜』」

...齷(あくそく)たる塵事(じんじ)を超越するんだ」「あんまり超越し過ぎるとあとで世の中が...   齷齪たる塵事を超越するんだ」「あんまり超越し過ぎるとあとで世の中がの読み方
夏目漱石 「二百十日」

...かく考えると齷(あくせく)として...   かく考えると齷齪としての読み方
新渡戸稲造 「自警録」

...齷(あくせく)勉強すると云うことでは決して真の勉強は出来ないだろうと思う...   齷齪勉強すると云うことでは決して真の勉強は出来ないだろうと思うの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...裁縫やら子供の世話やらに齷(あくせく)することとなりたるぞ...   裁縫やら子供の世話やらに齷齪することとなりたるぞの読み方
福田英子 「妾の半生涯」

...親の命令(いひつけ)通りに結婚して臺所にばかり齷(あくそく)してゐる自分はあまり幸福(しあはせ)ではなさゝうだつた...   親の命令通りに結婚して臺所にばかり齷齪してゐる自分はあまり幸福ではなさゝうだつたの読み方
正宗白鳥 「孫だち」

...始終何物かに策(むち)うたれ駆られてゐるやうに学問といふことに齷(あくせく)してゐる...   始終何物かに策うたれ駆られてゐるやうに学問といふことに齷齪してゐるの読み方
森鴎外 「妄想」

...自分等の母の為した如く終日台所に齷(あくせく)として居る事は自分等に取つて苦痛であるけれども...   自分等の母の為した如く終日台所に齷齪として居る事は自分等に取つて苦痛であるけれどもの読み方
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」

「齪」の読みかた

「齪」の書き方・書き順

いろんなフォントで「齪」


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