...然れどもトツク君は不幸にも詳細に答ふることを做さず...
芥川龍之介 「河童」
...われさかしく答ふるやう...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...驚きて傍への人に問へば下田港なりと答ふ...
上田敏 「月」
...岩館氏歡迎の詞を述べ、余之に答ふ...
大町桂月 「十和田湖」
...春三郎は何と答ふべきかを辨へず...
高濱虚子 「續俳諧師」
...閣下は必らず然りと答ふるの勇気なかる可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...だけれど彼の子も華魁(おいらん)に成るのでは可憐さうだと下を向ひて正太の答ふるに...
樋口一葉 「たけくらべ」
...お肴は何をと答ふ...
樋口一葉 「にごりえ」
...平民かと問へば何うござんしようかと答ふ...
樋口一葉 「にごりえ」
...お肴は何をと答ふ...
樋口一葉 「にごりえ」
...暴力に答ふるに暴力を以てし...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「非暴力」
...言葉を續けた――「すべての心の祕密の露(あら)はるゝ恐ろしき裁(さば)きの日に汝等が答ふる如く...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...名所なつかしさに、某の君を見たてて一夜うかれ遊び酒一盃呑むにもあらねば、素話(すばなし)身にしみて、かた様のお国はと問はるるに、東京と答ふれば、吉原といふ処面白いさうな、吉原で遊び給ふ身のここらでは遊ばれまじ、といふ...
正岡子規 「旅」
...「この頃は善い方です」とは普通に人に答ふる挨拶なれども何の意味もなき語に有之候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...海の名を轎夫(けうふ)に問へば谷間の朝霧なりと答ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...漢子の答ふる所は旧に依つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...おほよそ是等の問に答ふる人なき間は...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...答ふる声なくばみづから内(うち)に事(こと)問はん...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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