...自分の今夜の状態はそれに等しいのであるか...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...事業熱にかかつてゐるに等しい義雄には...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...熱と少くとも等しい程度の完全性を有するものによつてでなければ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...あるいは天文学は海上を安全に航海することを目的とするというに等しい...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...立場の場合と等しい資格を以て――それ以下の資格を持つ意味に於てでもなくそれ以上ででもなく――語られる(深さ浅さ...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...一生に一度ぐらいは巣喰うてみようとするその輪廓のない生物によって起させられる或印象と等しい価値を持っているものであるかも知れない...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...如何に荒れ狂っても静謐なるに等しい...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...おそらくそれと等しいありさまを呈するかも知れなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...食物に毒を混ずるに等しい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...精神は頭に集まって物も見ずあたかも四壁に囲まれたにも等しい深い沈思のうちに陥っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...事実に等しい明かな夢と見たのである...
夏目漱石 「坑夫」
...現在の人口を十億に等しいと仮定すれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あっしゃああんな鬼畜に等しい奴等(やつら)に...
水上滝太郎 「遺産」
...殆どエハガキの下の細かい印刷文字と等しい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その結果「これでは食えない」と言ってその正業そのものをくさすのに等しい...
三好十郎 「俳優への手紙」
...後者にも等しい大名物格の美がなければならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...すなわち十クヲタアに等しいであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...セイ氏が内国商業に限るものの如く思われる所のものと等しい...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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