...大饗に等しいと云つても昔の事だから...
芥川龍之介 「芋粥」
...飯は米で焚いたのだと教へるに等しい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...此主張は要するに虚僞なる思想は無價値だと云ふに等しい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...三角形の本質からその三つの角の大きさが二直角に等しいということが分離せられ得ず...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...その価値はゼロに等しい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...あってもないに等しいのです...
豊島与志雄 「夢の図」
...擬造西洋館の商店並び立つ表通は丁度電車の往来する鉄橋の趣に等しい...
永井荷風 「日和下駄」
...全て瓦礫に等しいのではないかといふ虚無感に突落されることもある...
原民喜 「死について」
...一方の一インチ量と他方の一インチ量が等しいと仮定されている(解明対象が前提されている)のである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...大空に等しい拡大な気前を示した...
牧野信一 「武者窓日記」
...品物でも本当によいものなら一個でもう沢山だというに等しい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「それは百年河清を待つの愚に等しい...
山本周五郎 「新潮記」
...主家の仕置を無視するばかりでなく嘲弄(ちょうろう)するに等しい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...曳々(えいえい)として人馬はすでに戦っているに等しい呼吸(いき)だった...
吉川英治 「上杉謙信」
...研きをかけない血液は水にも等しい...
吉川英治 「折々の記」
...尼に等しい暮らしをしている...
吉川英治 「剣難女難」
...「児戯(じぎ)に等しいもの」と...
吉川英治 「源頼朝」
...その価格を少くとも租税に等しい額だけ高めるであろう(註)...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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