例文・使い方一覧でみる「等々」の意味


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...第二等々の解読文字を一つ一つ丹念に試みていった...   第二等々の解読文字を一つ一つ丹念に試みていったの読み方
海野十三 「獏鸚」

...拓殖大臣等々々の七つの大臣椅子の上に...   拓殖大臣等々々の七つの大臣椅子の上にの読み方
谷譲次 「踊る地平線」

...肩ヤ胴ノ動カシヨウ等々ガ...   肩ヤ胴ノ動カシヨウ等々ガの読み方
谷崎潤一郎 「鍵」

...昏睡から覚めたこと、意識が少しずつ回復しつつあるらしいこと、木村という名を口にしていたように思えたこと、等々を告げ、今日は玄関で帰って貰う...   昏睡から覚めたこと、意識が少しずつ回復しつつあるらしいこと、木村という名を口にしていたように思えたこと、等々を告げ、今日は玄関で帰って貰うの読み方
谷崎潤一郎 「鍵」

...午頃に帰って来た妙子は、あれから再び容態が悪化し、妹や店員達が代る代る輸血したけれども遂(つい)に効果がなかったこと、病毒は、脚の疼痛(とうつう)から解放された病人の、胸部や頭部を侵して来、病人は恐ろしい苦悶(くもん)の裡(うち)に絶命したこと、妙子はあんなに苦しんだ人の最期を見たことがなかったこと、意識は臨終の間際(まぎわ)迄はっきりしていて、枕頭に見守っている人々、親、兄弟、友人等に、一人々々別れを告げ、啓坊にも、妙子にも、それぞれ生前の恩を謝したり将来の幸福を祈ったりしたこと、蒔岡家の家族たちのことも、―――旦那さん、御寮人さん、雪子娘(とう)さん、悦子お嬢ちゃん、―――と、一々名を呼び、「お春どん」の名まで呼んで、何卒皆さんに宜(よろ)しく仰(お)っしゃって下さいと云ったこと、徹夜で附き添っていた奥畑の店員達は、勤めがあるので病院から直ぐに引き取ったが、啓坊は親兄弟と一緒に田中の家まで遺骸(いがい)に附いて行ったこと、妙子も附いて行って今帰って来たのであるが、啓坊はまだ後に残って、親兄弟たちから「若旦那々々々」と云われながら何かと世話を焼いていたこと、今夜と明日の晩と通夜をして、明後日田中の家で告別式をするのであること、等々を語ったが、こんな時にも妙子は、看護疲れと寝不足とで顔に窶(やつ)れは見せていたものの、表情動作はまことに落ち着き払ったもので、涙一滴見せるのではなかった...   午頃に帰って来た妙子は、あれから再び容態が悪化し、妹や店員達が代る代る輸血したけれども遂に効果がなかったこと、病毒は、脚の疼痛から解放された病人の、胸部や頭部を侵して来、病人は恐ろしい苦悶の裡に絶命したこと、妙子はあんなに苦しんだ人の最期を見たことがなかったこと、意識は臨終の間際迄はっきりしていて、枕頭に見守っている人々、親、兄弟、友人等に、一人々々別れを告げ、啓坊にも、妙子にも、それぞれ生前の恩を謝したり将来の幸福を祈ったりしたこと、蒔岡家の家族たちのことも、―――旦那さん、御寮人さん、雪子娘さん、悦子お嬢ちゃん、―――と、一々名を呼び、「お春どん」の名まで呼んで、何卒皆さんに宜しく仰っしゃって下さいと云ったこと、徹夜で附き添っていた奥畑の店員達は、勤めがあるので病院から直ぐに引き取ったが、啓坊は親兄弟と一緒に田中の家まで遺骸に附いて行ったこと、妙子も附いて行って今帰って来たのであるが、啓坊はまだ後に残って、親兄弟たちから「若旦那々々々」と云われながら何かと世話を焼いていたこと、今夜と明日の晩と通夜をして、明後日田中の家で告別式をするのであること、等々を語ったが、こんな時にも妙子は、看護疲れと寝不足とで顔に窶れは見せていたものの、表情動作はまことに落ち着き払ったもので、涙一滴見せるのではなかったの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...―――先日貞之助さんが見えた時には、そんなつもりはなかったのであるが、かねてから兄さんは、国民精神総動員などが叫ばれている今日、法事などに無駄な金を費す時代ではなくなったから、お父さんの年忌も今年一緒にやってしまったら、とは云っていたのであること、そう云ってもこの間迄は本当にそれを実行する気はなく、案内状もお母ちゃんの年忌だけのことにして書きかけたのだけれども、欧洲戦争が勃発(ぼっぱつ)してから又兄さんの考が変り、日本もいよいよ大変なことになるかも知れない、日華事変が三年越し片付かないところへ持って来て、悪くすると世界的動乱の渦(うず)の中へ捲(ま)き込まれるであろう、われわれも一層これからは緊縮しなければならない時だと云い出して、俄(にわか)にお父さんのを合併することにしたのであること、案内状も、今度は印刷にするほど大勢の人を招くのではないので、一々書くことにしたのであるが、そんな訳で中途で変更になったので、銀行の若い人達を頼んで大急ぎで書き換えて出したのであること、従って親類の誰彼に相談する暇もなかったけれども、今度はこの前のような叱言(こごと)を云う人もないであろうと思っていること、あたしも今度は進んで兄さんに賛成したのであること、―――等々、姉はひとくさり弁解やら釈明やらをした後で、あたしと雪子ちゃんは、正雄と梅子を連れて廿二日の「つばめ」で立って、そちらに泊めて貰うことにする、兄さんと輝雄は土曜日の夜立って日曜の朝着き、その日の夜行で直ぐ引き返すことにしたので、何処の厄介(やっかい)にもならないで済ませる、あたしは二年ぶりの大阪であるし、留守の方もお久どんがいてくれるからまあ安心だし、又いつ行けるやら分らないから四五日は泊っていたいけれども、遅くも廿六日には帰らなければ、と云うので、当日のお昼御飯はどうするのん? と尋ねると、さあそのことやが、と云って、お昼はお寺の座敷を借りて、高津(こうづ)の八百丹(やおたん)から仕出しを取ることにした、万事は電話で庄吉に云い付けたので、庄吉がやってくれている筈で、手落ちはないと思うけれども、なお一往幸子ちゃんから、お寺の方と八百丹の方を念を押して置いて貰いたい、人数は大体三十四五人の見込みであるが、料理は四十人前注文してある、お酒も一人あて一二合ぐらいは出ることになっている、お燗番(かんばん)は善慶寺の奥さんや娘さんに手伝って貰うつもりだけれども、お座敷の斡旋(あっせん)は専(もっぱ)らわれわれが勤めなければなるまいから、そのつもりで、―――と、めったに電話を懸けて来ない姉であるが、懸けると長話の癖を出して、もう一通話もう一通話と継ぎ足しながら、雪子ちゃんやこいさんにも出て貰うけれども、二人ながらまだああしているのが寔(まこと)に工合が悪い、と云うようなことから、親類の人々に持って行く土産物の相談まで始めるので、幸子の方から、「そんなら、明後日(あさって)、―――」と、好い加減なところで切り上げたのであった...   ―――先日貞之助さんが見えた時には、そんなつもりはなかったのであるが、かねてから兄さんは、国民精神総動員などが叫ばれている今日、法事などに無駄な金を費す時代ではなくなったから、お父さんの年忌も今年一緒にやってしまったら、とは云っていたのであること、そう云ってもこの間迄は本当にそれを実行する気はなく、案内状もお母ちゃんの年忌だけのことにして書きかけたのだけれども、欧洲戦争が勃発してから又兄さんの考が変り、日本もいよいよ大変なことになるかも知れない、日華事変が三年越し片付かないところへ持って来て、悪くすると世界的動乱の渦の中へ捲き込まれるであろう、われわれも一層これからは緊縮しなければならない時だと云い出して、俄にお父さんのを合併することにしたのであること、案内状も、今度は印刷にするほど大勢の人を招くのではないので、一々書くことにしたのであるが、そんな訳で中途で変更になったので、銀行の若い人達を頼んで大急ぎで書き換えて出したのであること、従って親類の誰彼に相談する暇もなかったけれども、今度はこの前のような叱言を云う人もないであろうと思っていること、あたしも今度は進んで兄さんに賛成したのであること、―――等々、姉はひとくさり弁解やら釈明やらをした後で、あたしと雪子ちゃんは、正雄と梅子を連れて廿二日の「つばめ」で立って、そちらに泊めて貰うことにする、兄さんと輝雄は土曜日の夜立って日曜の朝着き、その日の夜行で直ぐ引き返すことにしたので、何処の厄介にもならないで済ませる、あたしは二年ぶりの大阪であるし、留守の方もお久どんがいてくれるからまあ安心だし、又いつ行けるやら分らないから四五日は泊っていたいけれども、遅くも廿六日には帰らなければ、と云うので、当日のお昼御飯はどうするのん? と尋ねると、さあそのことやが、と云って、お昼はお寺の座敷を借りて、高津の八百丹から仕出しを取ることにした、万事は電話で庄吉に云い付けたので、庄吉がやってくれている筈で、手落ちはないと思うけれども、なお一往幸子ちゃんから、お寺の方と八百丹の方を念を押して置いて貰いたい、人数は大体三十四五人の見込みであるが、料理は四十人前注文してある、お酒も一人あて一二合ぐらいは出ることになっている、お燗番は善慶寺の奥さんや娘さんに手伝って貰うつもりだけれども、お座敷の斡旋は専らわれわれが勤めなければなるまいから、そのつもりで、―――と、めったに電話を懸けて来ない姉であるが、懸けると長話の癖を出して、もう一通話もう一通話と継ぎ足しながら、雪子ちゃんやこいさんにも出て貰うけれども、二人ながらまだああしているのが寔に工合が悪い、と云うようなことから、親類の人々に持って行く土産物の相談まで始めるので、幸子の方から、「そんなら、明後日、―――」と、好い加減なところで切り上げたのであったの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...等々の案も出たことだけれども...   等々の案も出たことだけれどもの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...――先頭の組はピーシチクとシャルロッタ、二番目はトロフィーモフとラネーフスカヤ夫人、三番目はアーニャと郵便官吏、四番目はワーリャと駅長、等々...   ――先頭の組はピーシチクとシャルロッタ、二番目はトロフィーモフとラネーフスカヤ夫人、三番目はアーニャと郵便官吏、四番目はワーリャと駅長、等々の読み方
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」

...それから又外部的な交通組織から孤立した工場設備は現実的には存在し得ない、等々...   それから又外部的な交通組織から孤立した工場設備は現実的には存在し得ない、等々の読み方
戸坂潤 「技術の哲学」

...やがて生産関係それ自身の変革を(暴動・動乱・又戦争等々を通じて)招くということは...   やがて生産関係それ自身の変革を招くということはの読み方
戸坂潤 「技術の哲学」

...それの文化的表現であり又は社会的存在条件である処の既成宗教の儀礼・礼拝・教会制度・経典・信条・等々の内にこそなければならぬ...   それの文化的表現であり又は社会的存在条件である処の既成宗教の儀礼・礼拝・教会制度・経典・信条・等々の内にこそなければならぬの読み方
戸坂潤 「技術の哲学」

...新聞を党派新聞と大新聞等々に区別して済ませて了うのである...   新聞を党派新聞と大新聞等々に区別して済ませて了うのであるの読み方
戸坂潤 「現代哲学講話」

...色々のニュアンスを持った全体主義的社会理論(ゲマインシャフト・全体国家・等々)は日本主義者が好んで利用するファシズム哲学のメカニズムなのである...   色々のニュアンスを持った全体主義的社会理論は日本主義者が好んで利用するファシズム哲学のメカニズムなのであるの読み方
戸坂潤 「日本イデオロギー論」

......   の読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...レートクレーム等々の懸賞...   レートクレーム等々の懸賞の読み方
北條民雄 「癩院記録」

...当日ノ参聴者ノ大部分ハ上ハ畏クモ久邇宮殿下ヲ始メ奉リ文部大臣ヲ始メ政府要路者外交団貴衆両院議員全員……ノ招待者ニシテ……等々であった...   当日ノ参聴者ノ大部分ハ上ハ畏クモ久邇宮殿下ヲ始メ奉リ文部大臣ヲ始メ政府要路者外交団貴衆両院議員全員……ノ招待者ニシテ……等々であったの読み方
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」

...等々力久蔵は暫く考えてから承諾の証拠に...   等々力久蔵は暫く考えてから承諾の証拠にの読み方
夢野久作 「二重心臓」

...等々々、ならべたてて、「商人(あきんど)といってもお前、ぴんからきりまであるよ...   等々々、ならべたてて、「商人といってもお前、ぴんからきりまであるよの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「等々」の読みかた

「等々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「等々」

「等々」の英語の意味


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