...等々の同人雑誌の選手なりしを手紙で頼んで...
太宰治 「喝采」
...昏睡から覚めたこと、意識が少しずつ回復しつつあるらしいこと、木村という名を口にしていたように思えたこと、等々を告げ、今日は玄関で帰って貰う...
谷崎潤一郎 「鍵」
...彼の握るものは、鱧(はも)、河豚(ふぐ)、赤魚(あかお)、つばす、牡蠣(かき)、生うに、比目魚(ひらめ)の縁側、赤貝の膓(わた)、鯨(くじら)の赤身、等々を始め、椎茸(しいたけ)、松茸(まつたけ)、筍(たけのこ)、柿(かき)などに迄及んだが、鮪(まぐろ)は虐待して余り用いず、小鰭(こはだ)、はしら、青柳(あおやぎ)、玉子焼等は全く店頭に影を見せなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...かかる諸運動の分類・相互関係・資格の相違・等々の観点に於てのみ第一義的に規定される...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...実験の性格を担っている処の政治活動や生産活動・人間の社会的生活経験・等々ではなく...
戸坂潤 「技術の哲学」
...経済学・政治学・等々の一切の社会諸科学が残している処の「社会現象」をその対象として求める他はない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...等々其の他殆んど一切の文章...
戸坂潤 「思想としての文学」
...或いは自由主義・個人主義・資本主義等々が想定すると考えられる工業中心主義は...
戸坂潤 「辞典」
...この社会学と他の社会諸科学(経済学・法律学・政治学・又歴史学・等々)とどう関係するかである...
戸坂潤 「読書法」
...結び付き得ないものは結び付き得ない筈のものである(例えば主観と客観・未来と過去・歴史とイデア・等々)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...等々...
萩原朔太郎 「猫町」
...私の最も親しくなったのは羽仁であったが、私と同時にあるいは前後して、ハイデルベルクにいて知り合った人々には、大内兵衛、北吉、糸井靖之(氏はついにハイデルベルクで亡くなった)、石原謙、久留間鮫造、小尾範治、鈴木宗忠、阿部次郎、成瀬無極、天野貞祐、九鬼周造、藤田敬三、黒正厳、大峡秀栄、等々、の諸氏がある...
三木清 「読書遍歴」
...見附けたら只は置かねえから」等々々と喋つてゐる...
三好十郎 「おスミの持参金」
...そういう人はかなり多数にのぼるのではなかろうか等々と私は考えてきました...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...曖昧等々があるという世間の非難に自ら答えたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...前売せず」等々々……それから中一日置いて六日と七日の朝刊には又...
夢野久作 「二重心臓」
...何ができるものですか」等々々...
吉川英治 「新書太閤記」
...増加しつつある人口によって必要とされる穀物逐次の分量を獲得するに必要な労働者数の差違を説明する際に、労働者の家族が消費する分量、等々を、述べることで、私がいかに正確に叙述を始めようとも、その結果は、程度こそ異ろうが、原理においては同一であったであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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