...強靭(きょうじん)さ等々で自分の神経を揉(も)んで...
高見順 「如何なる星の下に」
...自分は少し気を廻し過ぎた、日記帳を二つに分けたこと、後の部分が二階の書棚に隠してあること、等々を、彼らがどうして知るはずがあろう...
谷崎潤一郎 「鍵」
...等々の概念から区別されねばならない――性格に就いては次を見よ...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之を他の仕方の決定――物理的因果関係・心理的発生関係等々の夫――に還元し又はなぞらえることは許されない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...第一には社会建設的な有益な技術の物的基体――機械・工場・都市・農場・等々――を破壊し...
戸坂潤 「技術の哲学」
...数学に於ては非ユークリッド幾何学の発見等々...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...『国民』(?)等々の場合がそれだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...非常時、準戦時、戦時、等々の、常態から異常態への推移の段階は段々稠密となり遂に連続した一本の糸となって来ることは、人の知る通りである...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...バザロフやカルメン其の他等々の性格の創造が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...教化・布教・政治的利用・流布・等々の歴史的交渉に於て...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...等々...
萩原朔太郎 「猫町」
...更に、明らかに、色、音、等々は、刀で切られることに由来する苦しみや、たき火で暖をとる快さと根元的に同様の地位にある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...(芸術の価値を生ぜしめるものが人と人とを感情的に結合する等々にあるが如く)この価値は...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...かと思うと、戦前からの古い、有名な店々――ぼうずしやも、ももんぢや、豆腐料理の笹の雪、あい鴨のとり安、等々も、昔の通り流行っている...
古川緑波 「ああ東京は食い倒れ」
...社会が個人にとつて問題であるならば個人は社会にとつて問題だと信じるのか? しかしさやうな信念は十八世紀の夢に過ぎないのだ――等々と戦はねばならないのである...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...ただ時代時代の風俗政治等々しからざるがために材料または題目の上には多少の差異なきにあらず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...「そこだつ!」「もう少しだ!」等々々...
三好十郎 「おスミの持参金」
...誤解無きよう)生活をしている作家――その他これに似た等々――を...
三好十郎 「恐怖の季節」
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