...神秘学に含まれる題目の主なるものを雑然と列記してみると、占星術をはじめとするいっさいの卜占に関するもののほかに、低魔術(ロウ・マジック)としてはウィッチクラフト、悪魔学、吸血鬼、死者再現、黒魔術、呪符いっさい、護符いっさい、魔杖(ラブドマンシイ)、魔書、魔鏡、等々...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...色分等々々を順序を追って個人的に――じゃない...
谷譲次 「踊る地平線」
...―――「ダカラ嫉妬ハ或ル意味ニオイテ必要デモアリ快感デモアル」(一月十三日)―――等々とあるので明らかであるが...
谷崎潤一郎 「鍵」
...等々を載せて這入(はい)って来た...
谷崎潤一郎 「細雪」
...で、一と通り彼の質問に答えて、水が出たのは妙子が彼方へ着いて間もない頃であったこと、あの洋裁学院の附近が最も被害激甚(げきじん)であって、妙子が無事であるかどうか頗(すこぶ)る心許(こころもと)ないこと、憂慮のあまり夫に頼んで、兎も角も行ける所まで行って見て貰うことになり、夫が出かけて行ったのが今朝の十一時頃であったこと、今から一時間程前に、上本町から見舞いに来た庄吉と云う者が又出かけて行ったこと、それきりまだ誰も戻って来ないのでいよいよ気を揉(も)んでいること、等々を、彼女は努めて事務的に話して聞かせた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...又道徳・信仰等々に就いても述べられ得る...
戸坂潤 「科学方法論」
...細胞は更に原形質や核や染色体や細胞膜其の他に分割できる、等々...
戸坂潤 「科学論」
...それの文化的表現であり又は社会的存在条件である処の既成宗教の儀礼・礼拝・教会制度・経典・信条・等々の内にこそなければならぬ...
戸坂潤 「技術の哲学」
...学問の蘊奥や国家に枢要な知識や人材や良妻賢母等々のありと凡ゆる理想の下に...
戸坂潤 「技術の哲学」
...一切の社会的歴史的(過去の又現在の)出来事は階級・政府・インスティチュート・政党・又個人・等々の実践の結果だという資格から...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...等々の研究的・評論的・教訓的な文章であっても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...東大国史科教授(朱光会員)平泉澄博士(「建武中興」・「ドイツ精神」等々がそのテーマ)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...探険小説等々を包含するのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...四本も五本も造つて、外出用、部屋用、式場用等々、みな別になつてゐる...
北條民雄 「癩院記録」
...幸福の要求と結び附かない限り、今日倫理の概念として絶えず流用されてゐる社會、階級、人類、等々も、何等倫理的な意味を有し得ないであらう...
三木清 「人生論ノート」
...社会、階級、人類、等々、あらゆるものの名において人間的な幸福の要求が抹殺(まっさつ)されようとしている場合、幸福の要求ほど良心的なものがあるであろうか...
三木清 「人生論ノート」
...またコッサイオイ人をその幼児に至るまで殺したこと等々は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少し離れて等々力(とどろき)の不動...
山本笑月 「明治世相百話」
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