...(そしてこれが又、陣場夫人の所謂(いわゆる)「恩人」であって、夫人の夫は昔浜田家の玄関番をしつつ通学させて貰ったと云う恩義があるのだそうである)報告書の記載は大体以上で尽きているが、なお調査の結果、昭和十年に亡くなった先妻の病気が本人の記す通り流感に間違いのないこと、二人の子供の死んだ原因も決して遺伝性の病気ではなかったこと、等々も判明した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...麻田糟輕(マダカスカル)等々々(トウトウトウ))但し流石の先生も...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...――例えば表象として自覚として自我として理念として等々――...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...――学生運動・労働運動・啓蒙運動・文化運動・等々が彼等の活動形態であったが...
戸坂潤 「技術の哲学」
...小ブルジョアが最も敏感に――失業の危険・生活の低落・等々によって――資本主義の矛盾現象を予感し得ると共に...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...既成政党の台頭を促す等々の不快なる諸影響は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...経済学・政治学・等々の一切の社会諸科学が残している処の「社会現象」をその対象として求める他はない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この生産技術家を中心として初めて、吾々のインテリゲンチャ概念は次第に、一般の科学者・芸術家・政治家・一般被教育者、等々にまで、組織的に秩序立って拡大されることが出来る...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...之は文化の進歩発達、ヒューマニティーの発揚、人格の完成、等々の内に、自由の最後の哲学的根拠を見出す...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...シェイクスピアの作品に現れた花卉樹木の類を集めた庭園で、月桂樹(ベイ)、梨(ペア)、山櫨(メドラ)、木瓜(ぼけ)に似た花を付けている榲(クインス)、ホーソーン、えにしだ、等々...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...トウモロコシはトウモロコシ等々で結構だ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...山川菊栄と板垣とにさや当てがあり等々...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...等々々の一二等書記官どころを転々し...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...痛々しい種類のもの等々であったが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...みんな等々力親分の縄張りを避けて通った...
夢野久作 「二重心臓」
...等々々(とうとうとう)のえらい剣工を自分たちの祖先にもつことを三ツ子といえども知っていて...
吉川英治 「江戸三国志」
...先ノ朝ニテ仮称セシ「正慶」ノ年号ハ停止(チヤウジ)スルなどの発布(はっぷ)はすましておられたが、なおさしあたって、楠木正成、名和長年、足利高氏、新田義貞、赤松円心、千種忠顕、北畠親房、等々、あまたな公卿武士らの殊勲者にたいしては、それの論功行賞も、目前の懸案として、さっそく公布のはこびをつけねばならない...
吉川英治 「私本太平記」
...等々のごとき他の物と交換するとせよ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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