...その筆頭には先(ま)ず私の父の椿岳(ちんがく)を挙げます...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...脳貧血を起こさない連中の筆頭には...
海野十三 「金属人間」
...閣僚全部を筆頭に...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...ヒューマニズム問題は大体に於て進歩的な動向の筆頭に数えられねばならぬ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...壱岐(いき)の国の八方里半というのを筆頭に...
中里介山 「大菩薩峠」
...磐長姫の名を筆頭に上げたからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...黒田孝高等が滅び失せて後は元和八年の五十五人虐殺を筆頭に露骨に切支丹迫害が始められた...
長與善郎 「青銅の基督」
...江戸分限番付(えどぶげんばんづけ)の前頭筆頭に上がる家柄...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一石橋を架けたといふ後藤縫殿助を筆頭に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三条太政大臣(だじょうだいじん)を筆頭に...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...仁科伊吾を筆頭にして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...新鋭の筆頭に、のちの松鶴の枝鶴、宗十郎のような声をだした露の五郎、きどりや延若になった勝太郎、今の圓馬の小圓馬、今の春團治の福團治、花柳芳兵衛に転じている小春團治、青白い美男子だった二代目千橘...
正岡容 「わが寄席青春録」
...ギャラップ博士の米国世論調査所を筆頭に...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...下総の結城を筆頭にして...
柳田国男 「木綿以前の事」
...まず政治方面から戯曲家に転じた晩年の福地桜痴(おうち)居士を筆頭に...
山本笑月 「明治世相百話」
...字(あざな)は公路を筆頭に...
吉川英治 「三国志」
...――古顔の朱貴を筆頭に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...名古蝶(なこちょう)八の物真似(ものまね)一座を筆頭に辻能(つじのう)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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