...その筆頭には先(ま)ず私の父の椿岳(ちんがく)を挙げます...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...閣僚全部を筆頭に...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...小林偵七郎を筆頭にして...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...なかにも沈嘉則がその筆頭にあげられてゐた...
薄田泣菫 「独楽園」
...その筆頭にあげられるべきものの一つは陸地測量部の地図...
寺田寅彦 「地図をながめて」
...ヒューマニズム問題は大体に於て進歩的な動向の筆頭に数えられねばならぬ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...壱岐(いき)の国の八方里半というのを筆頭に...
中里介山 「大菩薩峠」
...磐長姫の名を筆頭に上げたからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...与謝野晶子を筆頭に...
野村胡堂 「胡堂百話」
...江戸分限(ぶげん)番附の前頭筆頭に上る家柄...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...商賣人あがりらしい匂ひが何處かに殘るのを筆頭に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一石橋を架けたといふ後藤縫殿助を筆頭に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...練りに練った日本砲術の冴(さえ)を見よ!血戦一時間で敵の損害は米艦『グアム』を筆頭に支那軍艦『安慶(あんけい)』以下七隻が沈没...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...一つの工場だけにでも一万人からの労働者が集っている大紡績工場が七つもあるのを筆頭に...
細井和喜蔵 「モルモット」
...ギャラップ博士の米国世論調査所を筆頭に...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...魚がし、米屋町を筆頭に、よし町、新橋の花柳界、見巧者の六二連、水魚連、そのほか三升連、見連、松駒連といったような大連から町内の臨時連まで数知れず、多くは平土間に陣取ってカベス(菓子、弁当、鮨)のお当てがい、役者の手拭や花かんざしをもらって嬉しそう...
山本笑月 「明治世相百話」
...一鶯斎国周を筆頭に...
山本笑月 「明治世相百話」
...恩賞の筆頭においたのは...
吉川英治 「私本太平記」
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