...たしかにその筆頭に挙げられていたように記憶していた...
太宰治 「佐渡」
...その談判には直接たづさはらなかつた昌左衞門を通詞側の筆頭にして...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...磐長姫の名を筆頭に上げたからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...与謝野晶子を筆頭に...
野村胡堂 「胡堂百話」
...江戸分限番付(えどぶげんばんづけ)の前頭筆頭に上がる家柄...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一石橋を架けたといふ後藤縫殿助を筆頭に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...シの部の筆頭に静岡藩...
服部之総 「武鑑譜」
...仁科伊吾を筆頭にして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...二万百八十六名の筆頭になり...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...練りに練った日本砲術の冴(さえ)を見よ!血戦一時間で敵の損害は米艦『グアム』を筆頭に支那軍艦『安慶(あんけい)』以下七隻が沈没...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...私のこの世でなした善行の筆頭に位するものである...
平林初之輔 「雑文一束」
...新鋭の筆頭に、のちの松鶴の枝鶴、宗十郎のような声をだした露の五郎、きどりや延若になった勝太郎、今の圓馬の小圓馬、今の春團治の福團治、花柳芳兵衛に転じている小春團治、青白い美男子だった二代目千橘...
正岡容 「わが寄席青春録」
...安永三年四月の角力番附には西の幕の内前頭筆頭に在り...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...ギャラップ博士の米国世論調査所を筆頭に...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...筆頭には舊に依りて沒理想の字を寫し出せり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...まず政治方面から戯曲家に転じた晩年の福地桜痴(おうち)居士を筆頭に...
山本笑月 「明治世相百話」
...山下利三郎さんを筆頭に十人ばかりであったと記憶する...
山本禾太郎 「探偵小説思い出話」
...――古顔の朱貴を筆頭に...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索