...筆蹟が似ている人がいたら教えて下さい...
...彼の筆蹟は非常に美しかった...
...筆蹟が上手になりたいので、練習しています...
...筆蹟検定で一級合格を目指しています...
...ノートに書かれた文字の筆蹟が読めない...
...それはそそっかしい親友A――の筆蹟にちがいないと話して安心をさせました...
海野十三 「三角形の恐怖」
...それは随分と乱暴な筆蹟で書きなぐってありましたが...
海野十三 「三角形の恐怖」
...)「宇野の机の上に見覺えのある筆蹟の手紙があつたので...
小穴隆一 「二つの繪」
...彼は百姓生れにも似ず筆蹟がよかつた...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...たどたどしい幼女の筆蹟(ひっせき)である...
太宰治 「作家の手帖」
...山陽の女弟子として名高い江馬細香(えまさいこう)の筆蹟(ひっせき)も幾幅(ふく)かを所持していること...
谷崎潤一郎 「細雪」
...筆蹟は園子より拙(つたな)く...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...美事な筆蹟で李永泰としてあった...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...母上」と、云って、書面を披げてしまって琉球国へ滞留之英人差戻方之儀御国体に不拘様(かかわらざるよう)厚奉蒙御内命候付、昨年帰国之上、猶又、種々、及計策清国へ嘆訴方、深致指麾置儀(ふかくしきいたしおきしぎ)御座候に付、来春御暇被下候得者「母上、よろしゅうござるか、このお暇は、江戸お暇のみではござりませぬぞ」来春御暇被下候得者「将曹、そうであろうがな」直に致帰国、右手当向併に海岸防禦之儀、手厚取計可申心得に候得共、私事六十余歳罷成、其上持病の痔疾差起候節者、致難儀候間、嫡子修理大夫(斉彬)儀、年齢に罷成候に付、厚申含家督相譲隠居奉願含に御座候、此段御内慮相伺候、以上松平大隅守「母上」と、云って、お由羅の方へ、書付を、差出して「父上の、筆蹟に、相違ござりますまい」お由羅は、黙っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...「いい筆蹟だね、材木屋の番頭さんにはもったいないくらいのものだ」「親分さん、ご冗談を」「ところで源助さん、あの釣台を担いで谷中へ行った人足の名前がここにはないようだが、解っているだろうね」「ヘエ、皆出入りの者ばかりで、よく解っております」「じゃ、その名前をちょいと書いてくれ」「ヘエ、――私は字が拙(まず)うございます、伊之助に書かせましょうか」「いや、それには及ぶまいよ、伊之さんの字はこんなに沢山あるんだから、手本にするに不足はねえ」「へッ、へッ、恐れ入ります」無駄を言いながらも、源助は四人の名前を書いてくれました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――これが遺書なんだねエ」「本人の筆蹟(て)に間違ひは無いよ」疊の上に擴げた遺書の上へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そっくりの筆蹟(て)だろう」「何が書いてあるんです」「待てよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...個性の強い筆蹟で――「ジョン・サイレンス...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...歌の文字が母の筆蹟であることを確かめた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...万三郎の筆蹟(ひっせき)であった...
山本周五郎 「風流太平記」
...なんと女みたいな筆蹟ではないか...
吉川英治 「私本太平記」
...それは佐々木道誉の筆蹟であった...
吉川英治 「私本太平記」
...大臣蔡京(さいけい)の筆蹟はどうしますか...
吉川英治 「新・水滸伝」
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