...訂正シテ及ブ二筆意ニ一...
秋月種樹 「南洲手抄言志録」
...隆古の筆意は晩年の作にまで現れていた...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...単に作者の筆意にして...
高木敏雄 「比較神話学」
...特に筆意彫りをもつて謳はれてゐたといふ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...努めて眞蹟の筆意を取つて居る...
内藤湖南 「北派の書論」
...眞蹟の筆意を取るけれども...
内藤湖南 「北派の書論」
...當時の筆意をあり/\と傳へてあるものである...
内藤湖南 「北派の書論」
...勿論今日以後は貫名流で以て古來の筆意を盡すと云ふことは考へもので...
内藤湖南 「北派の書論」
...築地に蟄居してより筆意の如くならず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...筆意の如くならず...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...脚本の執筆意の如くならず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...白雲の頭は仇十洲の筆意でいっぱいになっているものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...今更知らん顔をしていられた義理でもあるまいといった風の筆意が...
夏目漱石 「道草」
...したがってこの絵を見て、ただ柿の枝に小鳥が止っている、構図がいい、筆意がいい、というのだけでは、未だこの絵を充分に理解したとは言い得ないのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...羲之(ぎし)の書をデモ書家が真似したとて其筆意を取らんは難く...
二葉亭四迷 「小説総論」
...山人の筆意に似て一層優し味のある字体...
山本笑月 「明治世相百話」
...真蹟を多く見てその筆意通法が全く脳裏に浸み込んで初めて断定し得る...
山本笑月 「明治世相百話」
...また、南宋の筆意や、藤原鎌倉以後の仏画の影響も見られない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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