...筆にするほどの話も知らぬ...
芥川龍之介 「竜」
...半成の姿は之を筆にするに及ばずして...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...あるいはこれを筆にする者が多い...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...たとい小さな一隅の生活にしても筆にするに忍びなかったし...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...「われわれロシアの……をさ?(ここで彼はとても筆にすることのできないような罵詈の言葉を發した...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...今更改めて筆にすることは殆ど無いと云つてもいゝやうに思はれる...
永井荷風 「鴎外記念館のこと」
...泰然自若として此れを筆にする人は恐らく他にあるまいと思ふ位である...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...之を筆にする段になると...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...この種の封建性の側面を筆にすることは...
服部之総 「せいばい」
...それからいま一人は――ああさすがにこれを筆にするのは...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...これを筆にするも不祥(ふしょう)ながら...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...あとにて聞けばこの事の真相こそ実(げ)に筆にするだに汚(けが)らわしき限りなれ...
福田英子 「妾の半生涯」
...他日筆にする材料として保存せられるだけである...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...余は此の筆にするだに戦きに堪へざる事あり...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...少しくこれを筆にすることを憚(はばか)る...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それを筆にするという事は出来るだけ差し控えねばならぬ...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...――いまさらかような文を筆にするもまことにおはもじとは思いひるまれ候えども...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そしてその全体の美しさ不思議さに至っては私は初めから筆にすることを断念せねばならぬのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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