...何を食つてもうまくない...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...ちつともうまくないや...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...船乗というものは大抵射撃がうまくない...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...夕方樹明来、今日はどうしても飲ましてくれといふ、からだのぐあいがわるくて酒でものまなければやりきれないといふ、すこし買うてきて飲む、彼もうまくないといふ、私もうまくない、何といつても健康第一ですよ...
種田山頭火 「其中日記」
...いつものやうにうまくない...
種田山頭火 「其中日記」
...政代はあまりうまくない...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...早稲田を出てからさえ、白葡萄酒だけは、どうかして、一本欠かさず備えておきたい、というのが、人生の希望の、大きい一つであったが、今頃飲むと、一向うまくない...
直木三十五 「死までを語る」
...愚痴を聞かされたりばっかりしていてはうまくないから――これより...
中里介山 「大菩薩峠」
...いまのには、そんなものが入っているような気がしないし、第一、うまくない...
古川緑波 「清涼飲料」
...これがうまくないくせに一円五十銭と抜かした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...うまくない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...やっぱり行って食べないとうまくないな...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...が、まけをしみでなく、うまくない、鳥の方がうまい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...魚ばかりで何うもうまくない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...トーストのし方が成ってゐず、うまくない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...めしの炊(た)きかたもうまくないし...
山本周五郎 「青べか物語」
...どっちもうまくない...
山本周五郎 「末っ子」
...折角の酒もうまくない...
吉川英治 「江戸三国志」
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