...笹子峠(ささごとうげ)を越えて三鷹村まで追いかけてくることはなかろう...
太宰治 「畜犬談」
...ここは笹子峠の東の麓で本陣があります...
中里介山 「大菩薩峠」
...笹子峠を下って来た客もこの黒野田で宿を取る...
中里介山 「大菩薩峠」
...笹子峠へ上ろうとする旅人もここで泊って翌日立とうとするのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...笹子峠の上にかかった鎌のような月にばかり見恍れているのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ笹子峠へかかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「これが笹子峠の矢立の杉」中の茶屋を通って...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ笹子峠の上りにかかろうとする時分に...
中里介山 「大菩薩峠」
...十こうして神尾主膳の一行は笹子峠を向うへ越えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...音に聞えたこの笹子峠でござりまする...
中里介山 「大菩薩峠」
...狼に食い殺されたのは笹子峠の七曲(ななまが)りあたりであって...
中里介山 「大菩薩峠」
...本道へ出て笹子峠を上りにかかっていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...笹子峠の坊主沢のあたりで遣(や)り過ごした八州の役人という一隊でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「……それでも笹子峠の時ほどびっくりはなさるまい」「あの時は命がけだったよ」「こっちも命がけでしたよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...笹子峠へ金をつけた馬を放りだしたまま...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ようやく笹子峠を越した時には...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...笹子峠の狼も尻尾(しっぽ)を巻いて逃げるおあにいさんだぞ...
山本周五郎 「風流太平記」
...二翌日(よくじつ)は駒飼(こまかい)から笹子峠(ささごとうげ)を越(こ)える...
吉川英治 「神州天馬侠」
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