...漢字は「意味」を表わす一種の符牒であることは...
大隈重信 「文明史の教訓」
...「小指」が何の符牒なのか...
薄田泣菫 「茶話」
...その時の登別というのは一つの符牒に過ぎなくて...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...ただお互の顔付だけが符牒だ...
豊島与志雄 「在学理由」
...仲間の符牒(ふちょう)で...
直木三十五 「南国太平記」
...あの符牒(ふちょう)だけでは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「此符牒は仕入れ値段の符牒だから...
林芙美子 「朝夕」
...そんな符牒なんか面倒だと怒り出したことがあつた...
林芙美子 「朝夕」
...符牒の上へ一々値段をくつゝけてくれた...
林芙美子 「朝夕」
...ここでは二十種類位の符牒(ふちょう)でこと足りる...
原民喜 「火の唇」
...ダニーロにはまるで符牒でも見るやうに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...いろははただ言葉の符牒(ふちょう)のみ...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...ただ目録を作る場合の便宜のための符牒のようなものである...
藤島武二 「画室の言葉」
...仕合せにも僕らの仲間でならほんのちよつとした符牒のやうな言葉だけでも何かすぐ互の言ひたい事が分かり合へます...
堀辰雄 「端書」
...何か南瓜(かぼちゃ)の親類のような符牒で――...
松濤明 「一つのエチケット」
...言はば符牒であります...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...又は白墨でいろんな符牒を書かれ出発を待って引こみ線にいたかを思い出すだけで証明される...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...「朱雀」という符牒(ふちょう)で呼ぶこの陰謀に...
山本周五郎 「風流太平記」
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