...しからばその符牒とはどんな符牒か...
海野十三 「暗号の役割」
...道端の石や塀に白墨その他で奇妙な彼らだけに分る符牒(ふちょう)をしるしておくのも...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...「これ」と言つた時手附か何かで符牒でもしたらしいが三藏にはわから無かつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...某氏は何派だという政治的な符牒を...
豊島与志雄 「秦の出発」
...符牒を貼りたがる...
豊島与志雄 「囚われ人」
......
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...)また外交上の符牒も隠語である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何事か符牒を用いて争って居るらしいので有ります...
西尾正 「陳情書」
...そんな符牒なんか面倒だと怒り出したことがあつた...
林芙美子 「朝夕」
...ここでは二十種類位の符牒(ふちょう)でこと足りる...
原民喜 「火の唇」
...手帳に書きつけてあった一連の符牒がなかったら...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...……なんの符牒(ふちょう)なのかいっこうにわからない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ただ目録を作る場合の便宜のための符牒のようなものである...
藤島武二 「画室の言葉」
...これに対して彼は符牒(ふちょう)をもって答えたものだ...
松濤明 「一つのエチケット」
...言はば符牒であります...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...「朱雀」という符牒(ふちょう)で呼ぶこの陰謀に...
山本周五郎 「風流太平記」
...それがみな符牒(ふちょう)なので金吾の耳には一向意味が通じないが...
吉川英治 「江戸三国志」
...そこを符牒(ふちょう)に呼んで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索