...手には王笏(おうしゃく)のかわりに剣をもち...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...ずっと蛇笏を忘れていた...
芥川龍之介 「飯田蛇笏」
...おらが家の花も咲いたる番茶かな先輩たる蛇笏君の憫笑を蒙れば幸甚である...
芥川龍之介 「飯田蛇笏」
...持つてゐた鉄の笏(しやく)を挙げて...
芥川龍之介 「杜子春」
...次手(ついで)を以て前掲の諸家の外(ほか)にも、碧梧桐(へきごどう)、鬼城(きじやう)、蛇笏(だこつ)、天郎(てんらう)、白峯(はくほう)等の諸家の句にも恩を受けたることを記(しる)しおかん...
芥川龍之介 「わが俳諧修業」
...碎くる胸の惱亂に』234 此笏はアキリュウスの所有ならず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...笏と律とを附するもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 155彼の手にする王笏の下に貢賦は盡きざらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其笏あげて兩將に觸れて勇氣を滿たさしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の手中に傳令の使は*笏を握らしめ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ゆるやかなきぬ摺(ず)れの音をひびかせて笏(しゃく)を...
本庄陸男 「石狩川」
...笏(しゃく)を持っていきり立った閻魔大王の姿を...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...その夕刻にも、笏は、にわかに自分の姿を匿そうとして、垣根に身をよせたが、その家の、なりの高いあるじに、すぐ見つけられてしまった...
室生犀星 「後の日の童子」
...笏は自分の姿を見られまいとしてからだを縮まらせたが...
室生犀星 「後の日の童子」
...」笏は、そう言ってあたりを眺めても、何も影らしいものすらなかった...
室生犀星 「後の日の童子」
...」笏は、くらい繁りの間にその燈籠の灯のちらつくのを眺めた...
室生犀星 「後の日の童子」
...あなたは衣冠束帯で手に笏(しゃく)を持ち...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...玄明は、冠(かんむり)をかぶり、笏(しゃく)を、装束の襟にさし、両手に、榊を捧げている...
吉川英治 「平の将門」
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