...ずっと蛇笏を忘れていた...
芥川龍之介 「飯田蛇笏」
...もう昔の蛇笏ではない...
芥川龍之介 「飯田蛇笏」
...すべてに優り王笏の光榮君に與へしも...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其笏あげて兩將に觸れて勇氣を滿たさしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...笏(しゃく)を振って手下の者を差図し...
中里介山 「大菩薩峠」
...恭(うやうや)しく笏を構えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...笏を傍(かたわ)らに投げだして云った...
本庄陸男 「石狩川」
...笏はにわかに止めた...
室生犀星 「後の日の童子」
...そこなら七八歳ばかりの子供が、出たり入ったりして、笏は、その子供の顔を見に出掛けるのだった...
室生犀星 「後の日の童子」
...一つとして笏の心に変な気が起さずにはいられなかった...
室生犀星 「後の日の童子」
...」笏の、そういう声音はふだんとはかすれていた...
室生犀星 「後の日の童子」
...」笏はその心に、童子の来たことも偶然に父と母との考えがいつの間にか毎日の出来事のように仕組まれていたに過ぎない...
室生犀星 「後の日の童子」
...」笏は、そう言ってあたりを眺めても、何も影らしいものすらなかった...
室生犀星 「後の日の童子」
...恢然笏対群峰...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ちょうど神主(かんぬし)さんの笏(しゃく)や扇子(せんす)と同じく...
柳田国男 「こども風土記」
...笏(しゃく)も刀も持たない素(す)の無頼漢(ならずもの)のほうが...
吉川英治 「私本太平記」
...やっと、ややおちついて四壁(へき)をみると、龍燈(りゅうとう)、鳳燭(ほうしょく)の光は、碧(みどり)と金色(こんじき)を映(は)え交(か)わし、二列となっている仙童女は、旌(はた)、香瓶(こうびん)、笏(しゃく)、供華(くげ)などをささげていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...玄明は、冠(かんむり)をかぶり、笏(しゃく)を、装束の襟にさし、両手に、榊を捧げている...
吉川英治 「平の将門」
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