...あの旗竿に掲げて歩く女菩薩(にょぼさつ)の画像(えすがた)でございます...
芥川龍之介 「邪宗門」
...足場の横板に坐る男がこの竿を塩梅(あんばい)し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...図438は舟を写生したもので、一人がこぎ、二人が竿を使い、乗組の四人目は熟睡している...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...竿で押したりしている所である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それらが時に釣竿をたずさえて...
梅崎春生 「魚の餌」
...タイム・マシーン最後の竿頭(かんとう)に立って思いついた僕の一策というのは...
海野十三 「海底都市」
...出し忘れた物干竿の上のつぎ股引(ももひき)と云わず...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...赤旗の竿(さお)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さあ来い!」竿を立て直すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...百尺竿頭(ひゃくせきかんとう)に上(のぼ)りつめたと自任する人間の自惚(うぬぼれ)はまた急に脱落しなければならない...
夏目漱石 「思い出す事など」
...――あれは竹竿で男を撲(なぐ)り殺す女だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...婦人は釣竿と靴を持つて来た...
原民喜 「雲雀病院」
...黙々として竿を操つてゐた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...これを標の竿という...
柳田國男 「地名の研究」
...たとえば寛政五年の外南部の大畑(はた)のネブタ流しは「牧の朝露」という紀行に「六七尺一丈ばかりの竿のさきに...
柳田国男 「年中行事覚書」
...もしそれ百尺竿頭(かんとう)...
夢野久作 「近世快人伝」
...こういう朔風がふくのは冬の訪れを告げるので旗竿を折るためにふいてきたのではない...
吉川英治 「三国志」
...行軍の秋をてらてら耀(かがや)いてゆく竿頭(かんとう)の一瓢(ぴょう)がそれであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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