...彼は天竺(てんじく)の仏のように無数の過去生を通り抜けた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...天竺から来た魔法使――すべてが昔の通りなのです...
芥川龍之介 「杜子春」
...竺さんが「雨や」と...
直木三十五 「死までを語る」
...唐(から)天竺(てんじく)へ出ようと...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふと山本晋道(やまもとしんどう)師の『天竺紀行(てんじくきこう)』についていた阿育(アショーカ)石柱刻文の拓本のことを思い出して...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...降っては天竺や南蛮諸国と関係を生じて...
野村胡堂 「古城の真昼」
...こいつは天竺(てんじく)から渡った水差しだと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天竺とやらへ返せるわけはございません」庄司三郎兵衞もなか/\に頑強らしく突つ張りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あなたは竺仙(ちくせん)の黒紋付かなんか着てチンと坐ってるでしょう...
久生十蘭 「ユモレスク」
...葉花共にやや牡丹に近いゆゑ天竺牡丹と俗称したと...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...女がいたゞく其(その)水を上(あ)げ下(おろ)し見申せば子持金(こもちがね)がなゝ(ママ)九つ二つを宿に置き候(そうろう)七つで倉を建て候……………………………………天竺(てんじく)の雲のあひから十三姫(ひめ)がなゝ(ママ)米をまく米まけば只(ただ)もまけかしみろく続けと米をまき云々というような言葉があり...
柳田国男 「海上の道」
...唐(から)や天竺(てんじく)あちらの話じゃ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「とんでもないことです」家臣の糜竺(びじく)は...
吉川英治 「三国志」
...すると糜竺(びじく)が...
吉川英治 「三国志」
...糜竺(びじく)や陳大夫(ちんたいふ)に守られていたので...
吉川英治 「三国志」
...味方の糜竺ではないか」趙雲は...
吉川英治 「三国志」
...関羽を輔佐する者としては文官に、伊籍(いせき)、糜竺(びじく)、向朗(こうろう)、馬良などをとどめ、武将には、関平、周倉、廖化(りょうか)、糜芳(びほう)などをあとに残して行った...
吉川英治 「三国志」
...天竺(てんじく)などを訊ねても...
吉川英治 「新書太閤記」
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