...竹生島に小僧さんの時分からずつと定住してゐられるのだといふ...
近松秋江 「湖光島影」
...老僧こそ風光明媚なるこの竹生島觀世音の化身ではあるまいかと思はれて...
近松秋江 「湖光島影」
...竹生島も、もうずつと西北の水の向ふに影が薄れてしまつた...
近松秋江 「湖光島影」
...白石――それから竹生島(ちくぶじま)の間も...
中里介山 「大菩薩峠」
...この近江の国の竹生島は浅からぬ有縁(うえん)の地なのでございます……」「これこれ...
中里介山 「大菩薩峠」
...琵琶の湖水を竹生島へ渡ろうと思い立ちました念願と申しまするは……」「いいから行け! 行け!」足軽はついに匙(さじ)ではなく棒を投げてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹生島詣でをして島の月をながめるとかいった程度のものでございましょう」「そういうことは誰もやっておりますし...
中里介山 「大菩薩峠」
...舟は無事円満に竹生島へ着くことができたのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹生島へはまいれませんのでございます」百三十五米友が...
中里介山 「大菩薩峠」
...この竹生島めざして舟がかりをするかと見ればそうではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...折よく竹生島(ちくぶじま)の竹の菓子箸の新しいのがあつたのが嬉しかつた...
長谷川時雨 「おとづれ」
...露という硯(すずり)も将来したが竹生島へ納むとあり...
南方熊楠 「十二支考」
...そこからズッとはなれた竹生島(ちくぶしま)の西浦(にしうら)あたりに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この竹生島(ちくぶしま)へ鎖(くさり)でつないでおくわけにもゆかぬから...
吉川英治 「神州天馬侠」
...竹生島(ちくぶしま)から落ちてきた上部八風斎(かんべはっぷうさい)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...竹生島神伝(ちくぶしましんでん)の魔独楽(まごま)! 水を降(ふ)らす雨乞独楽(あまごいごま)! そう叫(さけ)んで声をからし...
吉川英治 「神州天馬侠」
...竹生島(ちくぶしま)に世をすてて可愛御堂(かわいみどう)の堂守(どうもり)となる前までは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...武士(ぶし)をすてて竹生島(ちくぶしま)にかくれた時...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索