...椀(わん)ほどの竹生島(ちくぶしま)見え秋日和(あきびより)茸山(たけやま)の少し曇れば物淋(ものさび)し十月十五日 つるばみ会主催...
高浜虚子 「五百五十句」
...正中二年十月と言えば、後醍醐天皇が、藤原資朝、藤原俊基等の近臣と王政の復古を謀(はか)って、その謀(はかりごと)の泄(も)れたいわゆる正中の変の起った翌月のことであるが、その二十一日に、山城、近江の二箇国に強震があって、日吉八王子の神体が墜ち、竹生島が崩れた...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...竹生島(ちくぶしま)へこもっていらしったこともあるそうでござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...近江國の竹生島は今「チクブシマ」と發音するが...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...あの竹生島(ちくぶじま)や...
中里介山 「大菩薩峠」
...決して私共の心願のある竹生島へ着くことはできませんでございます」百三十四弁信が...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹生島と申しまする島は...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹生島の弁天様へ琵琶を納めてえと...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹生島詣でを口実の水上避難という次第でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...単純な竹生島見物だけですと...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹生島へ参詣をかこつけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...関(せき)の山(やま)から竹生島(ちくぶしま)のあたりへかけて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...やがて竹生島の弁天(べんてん)の社(やしろ)にそって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...近江(おうみ)は琵琶湖(びわこ)の竹生島(ちくぶしま)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...竹生島(ちくぶしま)から落ちてきた上部八風斎(かんべはっぷうさい)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...れいの竹生島(ちくぶしま)で菊村宮内(きくむらくない)からもらってきた水独楽(みずごま)の曲廻(きょくまわ)しをやりだした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...竹生島神伝(ちくぶしましんでん)の火独楽(ひごま)! それであった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...竹生島(ちくぶしま)へお舟で月見か」このひとの常として...
吉川英治 「新書太閤記」
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