...竹柏(なぎ)の木(こ)の間をゆきかへる小春日和を...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...竹柏(なぎ)の老木は寢おびれて夢さわがしく息づきぬ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...竹柏(なぎ)の木(こ)の間(ま)をゆきかへる小春日和(こはるびより)を...
薄田淳介 「白羊宮」
...竹柏(なぎ)の老木(おいき)は...
薄田淳介 「白羊宮」
...干割れた竹柏の樹の肌が...
薄田泣菫 「森の声」
...竹柏園社中の短冊など見た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...竹柏園社中の短册など見た...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...竹柏園(ちくはくえん)に通ったらどうだと仰しゃって...
長谷川時雨 「市川九女八」
...わたしは竹柏園(ちくはくえん)の御弟子(おでし)の一人(ひとり)に...
長谷川時雨 「大塚楠緒子」
...竹柏園先生は、ゆく秋の悲しき風は美しきざえある人をさそひいにけるうつくしきいてふ大樹(おおき)の夕づく日うするゝ野辺(のべ)に君をはふりぬ橘糸重女史は、重き気(け)の我身にせまる暗き室(へや)に、君がためひくかなしびの曲胸にそゝぐ涙のひぎき堪(た)へがたし、暗(やみ)にうもれて君しのぶ時心あひの友といふをもはゞかりしかひなき我は世にのこれども峰百合子女史は、ゆきあひし駒込道(こまごめみち)はちかけれどふたゝび君に逢(あ)ふよしのなきいたづらに窓の日かげをまもりつゝ、帰らぬ友の行方(ゆくえ)をぞおもふ片山広子女史は、うつくしきものゝすべてをあつめたる其(その)うつそみは隠ろひしはやさわやかにいと花やかに笑(え)みましゝ、今年の春ぞ別れなりける書きながすはかなき歌も清(きよ)らなる御目(おんめ)に入るをほこりとぞせし千人はゆふべに死にて生るとも二たび来ます君ならめやは豊島(としま)のや千本(ちもと)のいてふ落葉する夕日の森に御供(みとも)するかななき世(よ)まで君が心のかゝりけむその幼児をいだきてぞ泣く掘りかへす新土(あらつち)の香(か)も痛ましう夕日にそむき只泣かれけると嘆きうたわれました...
長谷川時雨 「大塚楠緒子」
...あたしは竹柏園(ちくはくえん)へ入門していることだ...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...一転竹柏園(ちくはくえん)の女歌人となり...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...竹柏園(ちくはくえん)に通われたこともあったようだったが...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...三村氏は竹柏園主にこれを語つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしはこれを竹柏園主に告げて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...竹柏の木の方は飲み過ぎたお客のように...
森鴎外 「心中」
...気になっていた竹柏(ちくはく)を...
山本周五郎 「竹柏記」
...竹柏は枯死するまで色を変えない...
山本周五郎 「竹柏記」
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