例文・使い方一覧でみる「竹光」の意味

...正宗（まさむね）の刀であろうと竹光（たけみつ）のなまくらであろうと... 正宗の刀であろうと竹光のなまくらであろうとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...その光背は推古仏特有のいわゆる竹光背で... その光背は推古仏特有のいわゆる竹光背での読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...是は紛れもない銀紙貼の竹光... 是は紛れもない銀紙貼の竹光の読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...右手に持ったのは、銀紙貼りの竹光、それは斜（はす）っかいに切られて、肩先に薄傷（うすで）を負わされた上、左の胸のあたりを、したたかに刺され、蘇芳（すおう）を浴びたようになって、こと切れているのでした... 右手に持ったのは、銀紙貼りの竹光、それは斜っかいに切られて、肩先に薄傷を負わされた上、左の胸のあたりを、したたかに刺され、蘇芳を浴びたようになって、こと切れているのでしたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...これは紛れもない銀紙貼りの竹光... これは紛れもない銀紙貼りの竹光の読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...竹光で背中から縫はれ... 竹光で背中から縫はれの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「成程」「この竹光は誰の物か... 「成程」「この竹光は誰の物かの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...――それが竹光と後で氣が付いた時は追付かない... ――それが竹光と後で氣が付いた時は追付かないの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...死骸の着物の上から三度も四度も竹光を通して... 死骸の着物の上から三度も四度も竹光を通しての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...竹光を突っ立てた傷の周囲（ぐるり）に... 竹光を突っ立てた傷の周囲にの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「死んでから竹光を突き立てたのかい」と... 「死んでから竹光を突き立てたのかい」との読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「なるほど」「この竹光は誰の物か... 「なるほど」「この竹光は誰の物かの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...死骸の着物の上から三度も四度も竹光を通して... 死骸の着物の上から三度も四度も竹光を通しての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...竹光る地面に竹が生え... 竹光る地面に竹が生えの読み方
萩原朔太郎「月に吠える」

...鞘だけは丹後塗（たんごぬり）だが中身はたぶん竹光……腰の軽さも思いやられる... 鞘だけは丹後塗だが中身はたぶん竹光……腰の軽さも思いやられるの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...腰の刀はこれもよく出来た南部の竹光... 腰の刀はこれもよく出来た南部の竹光の読み方
久生十蘭「ボニン島物語」