...大きい竹の籠に一ぱい...
太宰治 「津軽」
...竹の籠には、蔦(つた)が美しく活けられていました...
太宰治 「恥」
...私はまた人間につかまって前よりも小さい竹の籠に入れられました...
林芙美子 「梟の大旅行」
...長き手つけたる竹の籠(かご)の小く浅きに木の葉にやあらん敷きなして土を盛り七草をいささかばかりづつぞ植ゑたる...
正岡子規 「墨汁一滴」
...兵部卿の宮の若君の五十日になる日を数えていて、その式用の祝いの餠(もち)の用意を熱心にして、竹の籠(かご)、檜(ひのき)の籠などまでも自身で考案した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...細かに編んだ竹の籠(かご)に入れたのを懈(だる)げに持って...
森鴎外 「雁」
...青竹の籠に鱚(きす)と野菜をあしらった物を...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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