...その微妙な表情から彼女の心境の「端倪」が見えた...
...彼の言葉遣いに不信感を持ったのは、彼が事実を隠そうとしている「端倪」だった...
...彼女が不機嫌なのは、昨晩のメールの内容から「端倪」がつかめた...
...彼の発言からは、彼が怒っていることが「端倪」として感じられた...
...彼女の行動からは、彼女が何かを隠している「端倪」が感じられた...
...又如何なる天才の徹視の下にも端倪され得ない...
有島武郎 「描かれた花」
...何うも容易に端倪(たんげい)することが出来ない...
田山録弥 「不思議な鳥」
...絢爛(けんらん)たる才気と洗錬された趣味と該博な知識とを有(も)った・端倪(たんげい)すべからざる才人だった...
中島敦 「光と風と夢」
...古代中国人の端倪すべからざる夢幻的な神仙思想が...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...要するに端倪すべからざる空談(くうだん)である...
夏目漱石 「それから」
...まことに端倪(たんげい)すべからざるものであったが...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...これまた一種端倪(たんげい)すべからざる勢力である...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...端倪(たんげい)すべからざるタヌの主張によったもので...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...浜村屋のやり方は端倪(たんげい)すべからずですからなア」路考の方へ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...あまりに凝りすぎて尋常な読者にはとうてい端倪(たんげい)すべからざるようなのも香(かぐわ)しくない...
平林初之輔 「現下文壇と探偵小説」
...まだまだ迚も端倪すべからず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...端倪すべからざるものがある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...殆ど端倪(たんげい)すべからざるものあり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...謙信の端倪(たんげい)すべからざるものであることは充分に心得ているが...
吉川英治 「上杉謙信」
...ちょっと端倪(たんげい)すべからざるものだろう...
吉川英治 「江戸三国志」
...一方の鐘巻自斎はまたより以上の驚嘆をもって重蔵を端倪(たんげい)した...
吉川英治 「剣難女難」
...そう簡単に端倪(たんげい)すべき者ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...家康を急襲せんと試みたり――とにかく端倪(たんげい)できないものがなおあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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