...兵士は人を攘(はら)はんことに力を竭(つく)せり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...壹(もは)ら姫を悦ばせんがために心を竭(つく)せるものなるべし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...武備的の機関すでにその効用を社会の進化に竭(つく)し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...思う所を竭(つく)す能(あた)わざるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...其の權變の才を竭くして内より藩閥を控制せむとしたるを認むべし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の語を行ること奇警なるは大隈伯の妙処なり若し夫れ談論滔々として竭きざるの概に至ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...之れが監督者たる行政官庁の職責を竭さゞるもの亦其の一大原因たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...林(はやし)が竭(つ)きて田圃(たんぼ)が見(み)え出(だ)した...
長塚節 「土」
...砂糖(さたう)が竭(つ)きた時(とき)與吉(よきち)は其(その)べとついた手(て)をお袋(ふくろ)の口(くち)のあたりへ出(だ)した...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は此(これ)までの心竭(こゝろづく)しを勘次(かんじ)に奪(うば)はれたやうで...
長塚節 「土」
...それが疎(まば)らな垣根(かきね)のやうに連(つらな)つて畑(はたけ)から畑(はたけ)を繼(つな)いでは幾(いく)十度(ど)の屈折(くつせつ)をなしつゝ段々(だん/\)に短(みぢか)くなつて此(こ)れも鬼怒川(きぬがは)の土手(どて)に近(ちか)く竭(つ)きる...
長塚節 「土」
...勘次(かんじ)は田圃(たんぼ)が竭(つ)きた時(とき)村落(むら)を過(す)ぎて臺地(だいち)へ出(で)た...
長塚節 「土」
...砥を立てゝ鎌を研ぎ、草取の復た行くを見て、ぱら/\と馳せ行くを、煎餅もて喚べは戻り、煎餅の竭きし時、ジヨンジヨンといへど還らず...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...待つ人の遂に來らねば徒らにおもひを焦すに過ぎず醫術の限を竭して後は病はいかに成り行くべきかと心もこゝろもとなくて...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...流石(さすが)に氣根(きこん)も竭果(つきは)てけん茫然(ばうぜん)として立(たち)つくす折(をり)しも最少(もすこ)し參(まゐ)ると御座(ござ)いませうと話(はな)し聲(ごゑ)して黒(くろ)き影(かげ)目(め)に映(うつ)りぬ...
樋口一葉 「別れ霜」
...金翅鳥その翼力を竭(つく)し飛び進むとその下にある亀がわれの方が早くここにあると呼ばわる...
南方熊楠 「十二支考」
...柏軒も亦身命を賭して其責(せめ)を竭(つく)したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...全力を竭(つく)して活動の結果...
夢野久作 「暗黒公使」
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