...兵士は人を攘(はら)はんことに力を竭(つく)せり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...永世へ掛け始終海岸防禦にのみ財力を竭(つく)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...之れが監督者たる行政官廳の職責を竭さゞるもの亦其の一大原因たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の語を行ること奇警なるは大隈伯の妙処なり若し夫れ談論滔々として竭きざるの概に至ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...竭力國事...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...蓙が雨のためにしめつて板のやうに強ばつて來たら山毛欅が竭きて橡の林になつた...
長塚節 「鉛筆日抄」
...林(はやし)が竭(つ)きて田圃(たんぼ)が見(み)え出(だ)した...
長塚節 「土」
...大(おほ)きな藏々(くら/″\)の建物(たてもの)が空(むな)しく成(な)る程(ほど)一切(さい)の傭人(やとひにん)が桃畑(もゝばたけ)に一日(にち)の愉快(ゆくわい)を竭(つく)すやうになれば病氣(びやうき)もけそりと忘(わす)れるのが例(れい)であつた...
長塚節 「土」
...首(くび)擡(もちや)げてんの見(み)ちや本當(ほんたう)に厭(や)でねえ」おつたは幾(いく)らいつても竭(つ)きない當時(たうじ)を髣髴(はうふつ)せしめようとする容子(ようす)でいつた...
長塚節 「土」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...』骸骨のいひも竭きざるに...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...喫み竭し枯らさむときに...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...内剛については所説のいまだ竭(つく)さぬところがあったから...
新渡戸稲造 「自警録」
...金翅鳥その翼力を竭(つく)し飛び進むとその下にある亀がわれの方が早くここにあると呼ばわる...
南方熊楠 「十二支考」
...例せばペルシアの古史賦『シャー・ナメー』に、勇士サムが殺した竜は頭髪(かみ)を地に(ひ)いて山のごとく起り、両の眼宛然(さながら)血の湖のごとく、一たび(ほ)ゆれば大地震動し、口より毒を吐く事洪水に似、飛鳥竭(つ)き、奔獣尽き、流水より(がく)を吸い、空中より鷲を落し、世間恐怖もて満たされ、一国のために人口の半ばを喪(うしの)うたと吹き立て、衆経撰『雑譬喩(ぞうひゆ)経』に、昔賈客(こかく)海上で大竜神に逢う、竜神汝は某国に行くかと問うに、往くと答えると、五升瓶(がめ)の大きさの卵一つを与え、かの国に行かば、これを大木の下に埋めよ、しからざれば殺すぞという...
南方熊楠 「十二支考」
...したがって尾閭禁ぜず滄海(そうかい)竭(つ)きた齶蠅(がくよう)連は更なり...
南方熊楠 「十二支考」
...上述の嬌女神海中より出現の霊画は実にアがこのパンカステをモデルとして全力を竭(つく)し仕上げた物という...
南方熊楠 「十二支考」
...私たちだって稀(たま)に休息もしなければ根気が竭(つ)きていよいよ働けない...
村井弦斎 「食道楽」
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