...竪穴内の地心における温度は約三二〇〇〇度ということになった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...あの月は竪琴(たてごと)のかかっているヤナギの木のあいだから...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...竪五尺の絹本に四人の女性人物が描かれてあり...
上村松園 「最初の出品画」
...竪琴が急調(きゅうちょう)をふくんで鳴りひびいた...
海野十三 「恐竜島」
...又別の隅には大きな竪型のピアノが黒く光っていた...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...竪穴を堀つて住居とせり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...北海道諸地方現存の竪穴よりは石器時代土器石器の破片出づ...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...スクルージの姪は竪琴を上手に弾いた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...北方の三閣の四庫全書は大凡竪一尺五部...
内藤湖南 「文溯閣の四庫全書」
...竪縞(たてじま)の通し合羽(かっぱ)の着こなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...利根川の水その下をひたして行く形の瓢に似たるも面白ければくすの木の木垂るしげ丘(を)は秋風に吹かれの瓢ころぶすが如し秋風はいたくな吹きそ白波のい立ちくやさば瓢なからかむ秋風の吹けどもこけずひた土のそこひの杭につなぐひさごかなりひさご竪さに切りて伏せたれどその片ひさごありか知らなく二日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...竪(たて)に地に突いて...
夏目漱石 「野分」
...曾(かつ)て竪に臼を置いた跡も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...総縫の振袖に竪矢(たてや)の字...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...やさしく彼の肩をたゝいて「お休み」と言った伊藤の故郷は「寒流」の流れるうすらさむい里だ彼は荒れすさんだ心の大陸の廃墟へ帰って行った敗北の竪琴は彼のがらんどうな胸の中でぶーんぶーんと横っちょに揺れながら「サヴェートになったら帰っておいで」と彼に告げた5 工屋戦二同志工屋戦二―――この若い労働者はわたしらに...
槇村浩 「人民詩人への戯詩」
...その火事があったという生々しい身近さから竪穴の人々の生活へ実感ももち...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これも蛸(たこ)の手のように竪に割ってあるからの戯語であろう...
柳田國男 「食料名彙」
...こまかい竪縞のはいったウールのツーピースにトルコ帽に似た赤い小さな帽子をかぶり...
山本周五郎 「季節のない街」
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