...算盤(そろばん)を竪(たて)に構へたまま...
芥川龍之介 「あばばばば」
...竪琴の最後の響のやうな...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...白地に星模様の竪(たて)ネクタイ...
泉鏡花 「婦系図」
...これからあの竪町(たてまち)の内へ往つて...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...うちの竪坑にちがいない」金田はつよくいった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...」おくみは持つて行く新聞のはしを竪(たて)に見ながら一人心にかう思つた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...此方へ帰つて来る方が面白い……?』『…………』恋の竪琴はいつ何処で弾かれるかわからなかつた...
田山録弥 「路傍の小草」
...これは明らかに人工と見られる竪穴である...
知里真志保 「あの世の入口」
...アイヌが指(さ)してコロボックルの遺跡(ゐせき)なりとするものは何れも竪穴にして...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...甘藷苗の竪植(たてうえ)もせぬ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その二は名所江戸百景と題せし竪絵(たてえ)なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...」とぬぎ捨ててあった竪(たて)しぼの一重羽織を引掛けて...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...竪(たて)から眺めたりして...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ハーグのマウリツハウスでは「解剖講義」(一六三二年)と「殿堂の披露」(一六三一年)と「サウルの前で竪琴を弾くダヴィデ」(一六六五年頃)が目立った...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...さすがに覚悟せる妾をして身の毛の逆竪(よだ)つまでに怖れしめ...
福田英子 「妾の半生涯」
...薩摩――」「ふーん」阿賀妻は眉間(みけん)に竪皺(たてじわ)をよせて立ちどまった...
本庄陸男 「石狩川」
...竪穴の水平断面があらわれたのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...竪(たて)に長く割いたものかと想像する...
柳田國男 「食料名彙」
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