...精義入レ神、聰明竪也...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...竪川の中へ身を浸して...
芥川龍之介 「妖婆」
...そして兄と一しよに竪町の家に往て...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...朝鮮には住居(ぢうきよ)として堀りたる竪穴有り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...北海道現存の竪穴中には長徑十間に達するもの無きに非ず...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...直に皇帝に謁見して宦官閹竪の皇室を誤まるを痛言すること二時間に亙り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...隅田川は云ふに及ばず神田のお茶の水本所(ほんじよ)の竪川(たてかは)を始め市中(しちゆう)の水流は...
永井荷風 「水 附渡船」
...黒柿の縁(ふち)と台の付いた長方形の鏡の前に横竪縞(よこたてじま)の厚い座蒲団(ざぶとん)を据(す)えて...
夏目漱石 「明暗」
...行儀正しく竪(たて)に残しているだけであった...
夏目漱石 「明暗」
...おいら竪板(たていた)に水で解いて見せるから」「言つたな小僧」孝吉の生意氣なのが癪に障つた樣子で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...竪(たて)に見えるほどの穴が実に大きい...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...上衣は、太陽、月、星などの模様に、提琴(フィドル)、横笛(フリュート)、竪琴(ハープ)、喇叭(トランペット)、六弦琴(ギター)、そのほか、いろんな珍しい楽器の模様を交ぜています...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...醫者になるは芋大根つくりたてるとは竪(たて)が違ふぞとて...
一葉 「暗夜」
...湯煮玉子一個を竪(たて)に六ツに切り一々前の鰺へ巻込みテンパンへ並べバターを載せて十分間テンピにて焼きそのままにても...
村井弦斎 「食道楽」
...もうとげとげしい毛を竪ててふくれるな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...竪(たて)に積み畳(かさ)ねるよりは...
森鴎外 「妄想」
...二つに竪(たて)に瓜を割ったら...
柳田国男 「年中行事覚書」
...左の頬に竪皺がよった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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