...竦んでしまいました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...思わず私は竦然(ぞっ)として立ち止まった...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...俺は息をつめて立ち竦んだ...
豊島与志雄 「神棚」
...崔範は石段の上に竦んでしまいました...
豊島与志雄 「碑文」
...竜之助を見ると竦(すく)んでしまうのが癖(くせ)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてジョコンダに似た怪しい微笑の前に立ち竦(すく)まざるを得なかった...
夏目漱石 「行人」
...穂先の運行がねっとり竦(すく)んでしまったのかと思うと...
夏目漱石 「子規の画」
...強い日が正面から射竦(いすく)める様な勢で...
夏目漱石 「それから」
...平次の前に立竦(たちすく)んだ顔は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...葵は瞬間立ち竦んだようになって...
久生十蘭 「金狼」
...番をしているんだ」「まだ死骸があるんですか」女中は目を円(まる)くして首を竦(すく)めた...
松本泰 「秘められたる挿話」
...少時(しばらく)言葉もなく立竦(たちすく)んでいたが...
松本泰 「緑衣の女」
...急に居竦(いすく)んで...
室生犀星 「三階の家」
...女に近づこうとして又立ち竦(すく)んだ...
夢野久作 「暗黒公使」
...ちょっと立(た)ち竦(すく)んでしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...思わず足を竦(すく)ませた...
吉川英治 「剣難女難」
...はっ――と立竦(たちすく)みに...
吉川英治 「新書太閤記」
...そんなところへ竦(すく)みこんで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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