...一歩身を引いて立ち竦んだ...
海野十三 「深夜の市長」
...……二人の足は竦(すく)み...
海野十三 「千早館の迷路」
...三度喫驚して立竦んだ...
豊島与志雄 「人の国」
...お礼は真っ赤になって立竦(たちすく)みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...竦毛(おぞけ)の立つひそまりかただった...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...彦太郎はまるで死刑の判決でも受けたように立ち竦んだ...
火野葦平 「糞尿譚」
...体の竦む想ひをした...
牧野信一 「明るく・暗く」
...泉原は唖然として暫時(しばらく)路傍に立竦(たちすく)んでいた...
松本泰 「緑衣の女」
...はっとして立ち竦(すく)んだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...竦然(しょうぜん)と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...人の心を居竦(いすく)ませる悲鳴をあげて過ぎた...
室生犀星 「姫たちばな」
...身も竦立(よだ)つばかりなり...
夢野久作 「白くれない」
...お互いに破らない方がよかろうぜ」「……………」私は思わず立竦(たちすく)んだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼等は幾度か身の毛も竦立(よだ)つ浮き沈みに出合った揚句...
夢野久作 「鼻の表現」
...そう云い終ると一寸首を竦めて俯向いた...
横光利一 「旅愁」
...羞入る肩の竦みますます寒かった...
横光利一 「旅愁」
...そのくらいなことでは竦(すく)みはしない...
吉川英治 「剣難女難」
...立ち竦(すく)んだまま青ざめている又八の肩をぽんとたたくと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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