...家竝の長さ十三町あり...
大町桂月 「粕壁夜行記」
...前方には男體、太郎の二山、相竝んで立ち、近く脚下に湯の湖の一半見ゆ...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...生徒數十人來り竝ぶ...
大町桂月 「十和田湖」
...ごたくさと置き竝べたなかに...
薄田泣菫 「西大寺の伎藝天女」
...竝んで行く姿にも...
田山花袋 「道綱の母」
...こういう畝を澤山竝行に畑一杯に作って試驗してみた結果は...
中谷宇吉郎 「雪を消す話」
...間違ひもなく裏金を上にして竝べてありました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相變らず日向に不景氣な植木鉢を竝べて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雛壇(ひなだん)から借りて來たやうに竝んで居りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それ/″\その發達(はつたつ)の順序(じゆんじよ)に應(おう)じて竝(なら)べてあります...
濱田青陵 「博物館」
...大國(だいこく)と肩(かた)を竝(なら)べることが出來(でき)るくらゐのものがあります...
濱田青陵 「博物館」
...教室内(きようしつない)に竝(なら)べてある五六十(ごろくじゆう)の机(つくゑ)の上(うへ)に一(いつ)ぱい山(やま)のように竝(なら)べてあるのを見(み)ました...
濱田青陵 「博物館」
...その周圍(しゆうい)には陪塚(ばいちよう)といつて臣下(しんか)の人(ひと)だちの墓(はか)がたくさん竝(なら)んでをります...
濱田青陵 「博物館」
...國會議員の恩威竝行はる可きとも思はれず...
福沢諭吉 「帝室論」
...その裏通りに面して飾り窓に版畫などを竝らべた小さな店のなかへ私を連れてはひられた...
堀辰雄 「「青猫」について」
...そしてアンディラックの墓地に弟と竝んで埋葬せられた...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...速くも緩(ゆる)やかにも自由に脚竝みをそろえたではないか...
牧野信一 「ゼーロン」
...眼下の谷を埋めて立ち竝んでゐる杉の一本一本の梢すらも見分けられさうな月夜であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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