...小室を中に太都夫丹濃左右に轡を竝べて...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...それと同時(どうじ)に今一(いまひと)つ左方(さほう)に竝立(へいりつ)して見(み)える尖(とが)つた山(やま)を見落(みおと)してはならぬ...
今村明恒 「火山の話」
...スクナビコナの神――オホアナムチの命としばしば竝んで語られるスクナビコナの神は...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...楯(たて)を竝(なら)べて射(い)る...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...ごたくさと置き竝べたなかに...
薄田泣菫 「西大寺の伎藝天女」
...落葉松の大木が七八本すっくと立ち竝んでいる広い高原の片隅には...
豊島与志雄 「湯元の秋」
...丸竹を竝べた床(ゆか)が大部分で...
中島敦 「環礁」
...五 國務大臣及び法律の定めるその他の官吏の任免竝びに全權委任状及び大使及び公使の信任状を認證すること...
日本国 「新憲法の解説」
...屋根にはアティクになつた三階の窓の一つ一つを圍つた小さい破風が四つほど竝んでるのも古風でよい...
野上豐一郎 「ウォリクの城」
...兩側の竝木の梢の輪廓を暗い空の中にかすかに見わけ得なかつたなら...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...あきらめのいい人たちは初めから廊下の窓ぎはに竝んで立つてゐた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...今度(こんど)は時代順(じだいじゆん)に竝(なら)べて...
濱田青陵 「博物館」
...輪(わ)といふのは輪(わ)の形(かたち)に竝(なら)べることから出(で)た名前(なまへ)だといふことであります...
濱田青陵 「博物館」
...竝んで腰を下ろした...
堀辰雄 「巣立ち」
...その自然に對する愛情によつてフランシス・ジャムと竝び稱せられた...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...いまだに昔の松竝木らしいものが殘つてゐたり...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...立ち竝んだ山から山の峯の一つに立つて...
若山牧水 「樹木とその葉」
...斜め上りになつてゐる澤の奥のつめの所に一竝び細く杉の木立の立ち續いてゐるのはいかにも靜けく明るく眺められます...
若山牧水 「樹木とその葉」
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