...身体の出来が人竝外れて大きい...
有島武郎 「かんかん虫」
...殆ど竝みの女を超絶して居る此人には飾りもつくりもいらぬらしい...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...これ等(ら)は重(おも)に東西線(とうざいせん)と南北線(なんぼくせん)とに竝列(へいれつ)してゐるが...
今村明恒 「火山の話」
...是と竝びて、可成り大なる杉あり...
大町桂月 「足柄の山水」
...警察署の留置場の一室の隅に竝んだ二人の窃盜犯を...
千家元麿 「自分は見た」
...其眼の爲めに針頭の塵をも防がうと矢竝を揃へた睫毛は...
高濱虚子 「俳諧師」
...その傍にはもはやかなりに年を取つた髮の白い小づくりなやさしさうな母親が竝んで坐を取つてゐた...
田山花袋 「道綱の母」
...吾々はイデオロギーの論理学・宗教哲学・云々と之に続いて竝べようとするのか...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...棚には古い安物の壺や皿が竝んでいる...
豊島与志雄 「女客一週間」
...兩側に果樹の竝木を持つた道路は一直線に濡れて白く光つてゐた...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...道具類も支那式のものが客間に多く竝べられてゐるし...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...その竝(なら)べ方(かた)に秩序(ちつじよ)がなくめちゃ/\であつたりしては...
濱田青陵 「博物館」
...竝(なら)べてある品物(しなもの)の目録(もくろく)が完全(かんぜん)に作(つく)られてゐなければなりません...
濱田青陵 「博物館」
...古(ふる)いエヂプトの遺物(いぶつ)ばかりを竝(なら)べてある大(おほ)きな博物館(はくぶつかん)があります...
濱田青陵 「博物館」
...またその竝(なら)べ方(かた)も今日(こんにち)とは少(すこ)し違(ちが)つてをりました...
濱田青陵 「博物館」
...小波の廣座敷に澤山竝んでゐたものだのに...
林芙美子 「雪の町」
...此處に書き竝べて見るが...
堀辰雄 「詩集「窓」」
...そこがすぐ領事館などの竝んでゐる山手通りになつてゐるのである……「君は一體いくつなんです?」私は急に思ひ出したやうに私のあとについてくる女を振り向いた...
堀辰雄 「生者と死者」
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