...七歳の竜女とやらじゃ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...そのうしろに竜女の祠(ほこら)がないのであろう...
泉鏡花 「怨霊借用」
...竜神、竜女も、色には迷う験(ため)し候...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...見るとその女の顔が洞庭の竜女に似ていた...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...毅は昔のことを思いだして女に竜女の話をして聞かした...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...咲きみだれた秋草の波になかば沈んだ丈高い姿ははるかな星の光とほのめくともし火の影に照されて竜女のごとくにみえる...
中勘助 「小品四つ」
...その竜女は、毎年盆には村の菩提寺へ墓参りに来る――ついぞ姿を見た者はないけれど、来たしるしには、本堂の畳がきっとぬれている……云々...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...あの竜女の出た音沢の村...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...秀郷水府に至りて竜女と夫婦の約あり...
南方熊楠 「十二支考」
...〈けだし竜宮竜女等の事...
南方熊楠 「十二支考」
...竜女仏の牀前(しょうぜん)に到りて泣く...
南方熊楠 「十二支考」
...『アラビヤ夜譚』のブルキア漂流記に海島竜女王住処(すみか)を蛇多く守るといい...
南方熊楠 「十二支考」
...嬋娟(せんけん)たる竜女が人を魅殺した話多きも尤もだ...
南方熊楠 「十二支考」
...因って剣を操りて王を刺し代って王となり竜女を後と立てた談(はなし)で両(ふたつ)ながら本話に縁が甚だ遠い...
南方熊楠 「十二支考」
...竜女の髪を採りて身体に繋(か)け...
南方熊楠 「十二支考」
...また『近江輿地誌略』に秀郷竜女と諧(かの)うたという談については...
南方熊楠 「十二支考」
...新たに寡なるが他の諸竜女その夫の好愛するを見...
南方熊楠 「十二支考」
...「それはもうあの池に入って竜女になっている」とか...
柳田国男 「故郷七十年」
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