...きんぴら牛蒡(ごぼう)やきんぴら糊に名を残したばかりか...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...金平(きんぴら)式の武勇伝で...
泉鏡花 「遺稿」
...我れ三文字屋(さんもんじや)金平(きんぴら)夙(つと)に救世(ぐせい)の大本願(だいほんぐわん)を起(おこ)し...
三文字屋金平 「為文学者経」
...おかみさんは牛蒡(ごぼう)のきんぴらを賞めて下さる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...曝書(ばくしょ)風強し赤本(あかほん)飛んで金平(きんぴら)怒る書函(しょかん)序あり天地玄黄(げんこう)と曝(さら)しけり明治四十一年八月五日 日盛会...
高浜虚子 「五百句」
...あなたのお弁当のおかずは卵焼きと金平牛蒡(きんぴらごぼう)で...
太宰治 「冬の花火」
...これが金平(きんぴら)……煮染(にし)めもありますで……ひらべの煮付け……」リュックを開いて...
橘外男 「仁王門」
...種彦(たねひこ)が書いた『女金平草紙(おんなきんぴらぞうし)』というのがあった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この草紙は女主人公が『金平(きんぴら)のお金(きん)』で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...金平本(きんぴらぼん)...
中里介山 「大菩薩峠」
...矢張り金平本(きんぴらぼん)と言つたやうな?――」「馬鹿だなア...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きんぴらなんかとても好きです...
林芙美子 「お父さん」
...このごろはめったにきんぴらをして下さいません...
林芙美子 「お父さん」
...薄く切った紅(あか)いかまぼこ、梅干、きんぴらごぼう...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「きんぴらの語呂合せがわからねえのかな」「ざまあみやがれ」と吉造が手を叩いた...
山本周五郎 「さぶ」
...きんぴらにしてたべる...
若山牧水 「家のめぐり」
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