...肝腎(かんじん)の兵站(へいたん)部がない様な塩梅(あんばい)で...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...こういう兵站部の声は戦地にいた記者は誰一人知らぬものはなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...漸(やつ)と許されて割合に仕事の楽な兵站部に働く事になつたが...
薄田泣菫 「茶話」
...そしてエセックスは兵站総監に出世したのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「鞍山站(あんざんたん)は落ちたですか」「一昨日(おととい)落ちた...
田山花袋 「一兵卒」
...どこまで行くんだ」「隊が鞍山站(あんざんたん)の向こうにいるだろうと思うんです」「だって...
田山花袋 「一兵卒」
...兵站部に軍医がいるだろう?」「いますがナ……こんな遅く...
田山花袋 「一兵卒」
...鞍山站(あんざんてん)から一押(ひとお)しと思った首山堡(しゅざんぽ)が容易に取れない...
田山花袋 「田舎教師」
...故に方法概念が概念的運動に於て対象と対立するものとしての兵站を進出する時...
戸坂潤 「科学方法論」
...兵站部(へいたんぶ)はこね回された道路に足を取られて朝になってしか到着することができなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...軍隊の兵站(へいたん)を補充しなければならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵の強さは兵站部(へいたんぶ)の強さにある...
本庄陸男 「石狩川」
...もし大本営一定の命令を下して各軍師団各兵站部等これを奉ぜざる者とせんか...
正岡子規 「従軍紀事」
...兵站部の処置よろし...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...兵站部で取り上げられてしまった...
森鴎外 「鼠坂」
...更に貨物列車で天津東站駅に到着支那旧城内の南関大街の民家に宿営狭くて手足を延ばしては寝むれない...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...炊事している兵站部(へいたんぶ)の...
吉川英治 「新書太閤記」
...兵站部(へいたんぶ)は炊煙をあげた...
吉川英治 「日本名婦伝」
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