...兵站(へいたん)総監ジエエムス・ドラマンドといふ人のおかげだつたらしい...
芥川龍之介 「日本の女」
...柄でもないと云はれる事業に於ける兵站部(へいたんぶ)を勤める爲めに...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...こういう兵站部の声は戦地にいた記者は誰一人知らぬものはなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「鞍山站(あんざんたん)は落ちたですか」「一昨日(おととい)落ちた...
田山花袋 「一兵卒」
...鞍山站の馬鞍(ばあん)のような山が暗くなって...
田山花袋 「一兵卒」
...この運動の経過する範疇は全く方法の場合に於ける三つの兵站――研究方法・学問構成・対象規定――に平行することはそうありそうなことである...
戸坂潤 「科学方法論」
...兵站部(へいたんぶ)はこね回された道路に足を取られて朝になってしか到着することができなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ホテルは兵站旅館を選んで...
久生十蘭 「ノア」
...これだけの兵站(へいたん)をそろえて...
本庄陸男 「石狩川」
...炭坑の争奪戦に兵站(へいたん)の苦労を引受けたり...
夢野久作 「近世快人伝」
...あなたがあの兵站部の門を出て...
夢野久作 「死後の恋」
...温泉は日清役に此処に駐屯した兵站部の中隊長が偶然に発見したもので...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...近郷から徴発して来たものを前線の兵站部(へいたんぶ)へ輸送してゆく途中らしい...
吉川英治 「新書太閤記」
...将士の兵站部は、べつに仮屋を建て増してあるが、ここは大きな民家の土間だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ兵站部(へいたんぶ)のけむりのみが...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして休息ついでに早目な晩の兵站(へいたん)に夕煙を揚げはじめた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...兵は朝の兵站(へいたん)に忙(せわ)しない...
吉川英治 「源頼朝」
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