...その村邑の公民に立身することが出來たし...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...其子正盛の次第に立身するを見て歡喜措く能はず...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...屹度(きつと)それや立身するに極つてるから」「私は駄目でごす……」と涙の込み上げて来るのを押へて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...人の立身するはよき縁あるがためと...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...そうかといって立身するほどの頭はなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...学問するにも偉い者になりて立身するを希望するのと...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...船長に立身するように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...たまたま朋輩に立身する者あるも...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...百姓の子が学問して後に立身するは...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...それもこれも皆(みんな)お前さんの立身するばッかりを楽(たのしみ)にして辛抱してお出でなさるんだヨ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...自分の世話した若い男が世間的に立身するのをよろこぶが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一面庭歿後多紀両家の当主が皆弱冠であつたために群を抜いて立身する便を得たのだと云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...田舎者の立身する場所のようになっていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...以前のように田舎者の立身する場所ではなくなったようである...
柳田国男 「故郷七十年」
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