...然(しか)れども人情の表裏を察し、大勢の機微を射り、立談の際に、天下の時艱(じかん)を済(すく)うの大作用に至りては、未(いま)だ彼に許さざるものあるが如し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...楽屋口には出入する人たちがいつも立談(たちばなし)をしていた...
永井荷風 「草紅葉」
...二人は立談(たちばなし)もそこそこに右と左へわかれた...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...其夜は立談(たちばなし)をしたまま別れたくらいであった...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...――自分は長蔵さんと赤毛布(あかげっと)の立談(たちばなし)を聞きながら...
夏目漱石 「坑夫」
...そこで立談(たちばなし)のあいだに事を済ませようと思ったところが...
夏目漱石 「三四郎」
...そこで二人がみんなの邪魔にならないような小声の立談(たちばなし)を...
夏目漱石 「明暗」
...入口の方を向いて叔父と立談(たちばなし)をしていた...
夏目漱石 「明暗」
...彼は津田のまだ見知らない青年と立談(たちばなし)をしていた...
夏目漱石 「明暗」
...小林と立談(たちばなし)をしていた長髪の青年であるという事に気のついた時...
夏目漱石 「明暗」
...大通りの角で立談(たちばなし)をしていた二人の姿と...
夏目漱石 「明暗」
...坐議立談するが如き軽輩な人では...
吉川英治 「三国志」
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