...研究の立脚地はこの論文にある...
...政策の立脚地を見直す必要がある...
...彼は自分が立脚地を持っていないことを自覚している...
...プレゼンの立脚地があやふやだったため、説得力を持っていなかった...
...立脚地が不十分な議論は説得力に欠ける...
...平氏自身の立脚地が西国にあるを知りしを以て...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...現在あるがまゝの自己を自由に流露させるもの――換言すればテーゼの立脚地に安んじて前進の努力によつて衝動せられざる生活は「自然」である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...新たなる立脚地から新たなる立脚地に前進するデイヤレクテイクの働きは鈍麻するであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...優れたる人の立脚地よりすれば神の世界に於ける一切の現象は凡て肯定さる可きものかも知れない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...俺は現在の立脚地を明かにするために...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...然るにドン・ホアンの倫理的立脚地は徹底的主我主義(イゴイズム)でなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自分の事を棚に上げて他人を輕蔑したり嘲笑したりする事を自慢にしてゐる張三李四の立脚地に墮落する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...渠は自分の生々(せい/\)活動主義をその全人的(ぜんじんてき)な立脚地として...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一方は主として宗教上の立脚地より...
高木敏雄 「比較神話学」
...すでにデカルトは自己意識――我考う故に我在り――を哲学的省察方法の立脚地としたことは能く知られている...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それは自己の立脚地を忘れることであり...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...こんな時にどうすれば詩的な立脚地(りっきゃくち)に帰れるかと云えば...
夏目漱石 「草枕」
...明(あきら)かに諸君の立脚地をわれらに誨(おし)えられる義務が出て来るだろうと考える...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...余の立脚地と抱負とを明かにするは...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...一たび古池の句に自家の立脚地を定めし後は...
正岡子規 「俳人蕪村」
...自ら「疾医某」と称して自家の立脚地を明にした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ドイツにはこう云う立脚地を有している人の数がなかなか多い...
森鴎外 「かのように」
...考証家の立脚地から観(み)れば...
森鴎外 「渋江抽斎」
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