...「立直しました!」...
...「立直ができると役満になるんだよね...
...「彼はいつも早く立直をかける...
...「立直しちゃったら、もう引き返せないよ...
...「立直することで自分の手牌を優位にできることがある...
...」と、立直つて、襟の下へ一寸端を見せてお札を受けた、が、老僧と机ばかり圓光の裡の日だまりで、あたりは森閑した、人氣のないのに、何故か心を引かれたらしい...
泉鏡花 「遺稿」
...立直って持って出て...
泉鏡花 「縁結び」
...又(また)一方(ぱう)に我國(わがくに)の經濟(けいざい)は立直(たてなほ)しが出來(でき)て堅實(けんじつ)なる基礎(きそ)の上(うへ)に立(た)つのであるからこれより來(きた)る生産費(せいさんひ)の低減(ていげん)によりて失(うしな)ふ處(ところ)を償(つぐな)ふ丈(だ)けの用意(ようい)と覺悟(かくご)をなすべきことゝ考(かんが)へるのである...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...過去(くわこ)六箇月(かげつ)間(かん)に國民(こくみん)が一致(ち)協力(けふりよく)して國民經濟(こくみんけいざい)の立直(たてなほし)に努力(どりよく)して...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...財政が立直ったからよいが...
直木三十五 「南国太平記」
...この藩財を立直す時には...
直木三十五 「南国太平記」
...笑左なりの立直したる藩財を...
直木三十五 「南国太平記」
...父の着物などもいつの間にか自分のに仕立直してある事は珍らしくなかった...
夏目漱石 「行人」
...「あッ」と立直るところを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...千葉家(ちばけ)を負(お)ふて立(た)つ大黒柱(だいこくばしら)に異状(いじやう)が有(あ)つては立直(たてなほ)しが出來(でき)ぬ...
樋口一葉 「われから」
...これもすこやかに立直った...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...立直って再び襲いかかって来る博徒等が...
三好十郎 「斬られの仙太」
...両足を踏みしめるやうにして立直つて歩かうとした拍子に枕木に足を取られ...
三好十郎 「地熱」
...円陣を乱されて立直ろうと混乱している博徒の群に斬って入る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...とにかく陣立を立直さねばならぬ...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...剣士として立直れと云ってくれた...
山本周五郎 「風流太平記」
...おれは立直ろう、と新八は自分に誓った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...立直る第一はおみやの誘惑を拒絶することだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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