...綺麗に整理をして根本から立て直して掛るから...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...お増の古の仕立て直しのコートなどを着て...
徳田秋声 「爛」
...危(あぶな)い場合に平衡を立て直して船を新たに躍進せしむる櫂(かい)の一撃であるところの...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おれ達の世界は立て直しだ...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...徒党というものは時々その古い侮辱的な綽名(あだな)を仕立て直してゆく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...舟を立て直しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...色を立て直したものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...足並みを立て直したお銀様とお角の一行――「飛んだ金十郎だよ」とお角が...
中里介山 「大菩薩峠」
...もういちど伊勢屋の身上を立て直し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遠縁の今の主人が入つて立て直し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すぐわかるに違い無い――って」「目印?」平次は膝を立て直しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...食糧に対する政策は? これらから生ずる経済政策の根本的立て直しを必要とする時代ではないか...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...彼は妻の実家を立て直して翌年死んだ...
横光利一 「南北」
...とりあえず陣を一歩退いて、「この辱(はじ)を雪(すす)がずんば」と、備えを立て直し、兵は多く損じても、戦意はいやが上にも熾烈(しれつ)だった...
吉川英治 「三国志」
...その時もう列を立て直して...
吉川英治 「新書太閤記」
...些か家計の策を立て直し...
吉川英治 「年譜」
...――やがて、計を立て直して、会稽(かいけい)の恥をそそぐ日まで」誰か、手放しで泣く者があった...
吉川英治 「源頼朝」
...仕立て直してあった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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