...咄嗟(とっさ)に馬の頭(かしら)をその方へ立て直した...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...首を元の位置に立て直したが...
海野十三 「深夜の市長」
...それを別の局で受信してもう一度木田氏の身体を組立て直したのであった...
海野十三 「断層顔」
...仕立て直しの叔母の黒いコートを着込んで...
徳田秋声 「足迹」
...おれ達の世界は立て直しだ...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...悲惨と苦悩と不正と悲嘆と絶望とをうずたかく引き起こし立て直し積み重ね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...女のことでございますから怯(おび)えますよ」膝を立て直したお角の挙動を...
中里介山 「大菩薩峠」
...陣容を立て直して取詰めて来る気合が...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰が殺した」平次は思わず膝を立て直しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遠縁の今の主人が入つて立て直し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...茲に一つ――」「茲に一つと膝を立て直したね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...食糧に対する政策は? これらから生ずる経済政策の根本的立て直しを必要とする時代ではないか...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...また体を立て直して泳ぎ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...父上のおかたみを仕立て直しました」志保はことも無げに云った...
山本周五郎 「菊屋敷」
...それを見ながら叔父は腹の中でいろんな奸策(かんさく)を立て直しつつ...
夢野久作 「鉄鎚」
...きっと兵力を立て直して...
吉川英治 「三国志」
...よく陣容を立て直して参れよ...
吉川英治 「三国志」
...お味方を立て直して...
吉川英治 「三国志」
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