...立てつけの悪い襖をアックスを用いてこじあけたりする...
石川欣一 「可愛い山」
...立てつけの悪い襖をアックスを用いてこじあけたりする...
石川欣一 「山を思う」
...できの安物(やすもの)らしく立てつけがはなはだ悪(わる)い...
伊藤左千夫 「老獣医」
...二階には寒い夕方の風が立てつけの悪い障子をがたがた鳴らして...
徳田秋声 「足迹」
...その代り唐紙(からかみ)の立てつけが悪い...
夏目漱石 「三四郎」
...立てつけの悪いせいかと思って...
夏目漱石 「明暗」
...立てつけのわるい扉をいくつか通って...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...破れたところが一つ二つある、腰高障子が、ぼんやり灯影を宿した中に話し声が聞えていたが、平馬の雪駄(せった)の響きが耳にはいったらしく、がたりと、立てつけの悪い、開けたての音がして、ぬっと顔を出した親爺――でも、油断はなく、六尺棒を手にしたのが、左に持った提灯(ちょうちん)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...立てつけの悪い木ぶすまをあけて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
便利!手書き漢字入力検索