...悪性を極めた楊梅瘡(やうばいさう)を癒(いや)した事に気づいたのであつた...
芥川龍之介 「南京の基督」
...惡瘡を發するやうに呪へかし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...十日、庚戌、将軍家御疱瘡、頗る心神を悩ましめ給ふ、之に依つて近国の御家人等群参す...
太宰治 「右大臣実朝」
...疱瘡が御平癒とは申しても...
太宰治 「右大臣実朝」
...市の人は羅の瘡が臭いので遠くからそれをさけた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...そのお岩は疱瘡(ほうそう)に罹(かか)って顔は皮が剥(む)けて渋紙を張ったようになり...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...瘡(かさ)っかきめが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...痘瘡(とうそう)のある太い赭(あか)ら顔に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかしそれは祖国の瘡痍(そうい)を繃帯(ほうたい)せんがためであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...左足首に骨まで通った切瘡(きりきず)――これは若い頃の悪戯(わるさ)の祟りで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...地面には春が疱瘡のやうにむつくりと吹き出して居る...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...猴は安産する上痘瘡(とうそう)軽き故...
南方熊楠 「十二支考」
...閏十一月には陽が重い疱瘡を病んで僅に生きた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...およそ金瘡の病は...
吉川英治 「三国志」
...面は黒疱瘡(くろぼうそう)のあとでボツボツだらけだし...
吉川英治 「三国志」
...わしの矢瘡(やきず)を案じてか...
吉川英治 「三国志」
...華陀は瘡(きず)を切開しにかかった...
吉川英治 「三国志」
...痘瘡(ほうそ)を病んだか」「はい...
吉川英治 「私本太平記」
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