...これ等不幸な人達は疱瘡(ほうそう)で盲目になったのであるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...従来必ず流行した疱瘡は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼(かれ)は只管(ひたすら)肘(ひぢ)の瘡痍(きず)の實際(じつさい)よりも幾倍(いくばい)遙(はるか)に重(おも)く他人(ひと)には見(み)せたい一種(しゆ)の解(わか)らぬ心持(こゝろもち)を有(も)つて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...勘次(かんじ)は心(こゝろ)から漸(やうや)く其(そ)の瘡痍(きず)を勦(いたは)つた...
長塚節 「土」
...手先(てさき)の火傷(やけど)は横頬(よこほゝ)のやうな疼痛(いたみ)も瘡痍(きず)もなかつたが醫者(いしや)は其處(そこ)にもざつと繃帶(ほうたい)をした...
長塚節 「土」
...「頸筋の瘡(きず)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...煎消して小児の頭瘡白禿(しらくも)に塗ると『本草』に見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...熊野で聞いたは狼もっとも痘瘡の臭を好み...
南方熊楠 「十二支考」
...また痘瘡に可否の論が支那にある(『本草綱目』五一)...
南方熊楠 「十二支考」
...疱瘡と黒疫(ペスト)もて悪人を殺すに能(よ)く...
南方熊楠 「十二支考」
...仏印曰く、推瀦水、※瘡腿、婦人陰、※子嘴と(『続開巻一笑』一)...
南方熊楠 「十二支考」
...現に五人の兄のうち一人が疱瘡で死に...
柳田国男 「故郷七十年」
...疱瘡はまことに子供たちの大敵でありました...
柳田國男 「日本の伝説」
...手足の瘡(きず)を先にするようなものでしょう...
吉川英治 「三国志」
...華陀がくればこんな瘡(きず)はなおる」うわ言のように...
吉川英治 「三国志」
...金瘡(きんそう)の口が破れたのだった...
吉川英治 「三国志」
...「小瘡(こがさ)ができましてな...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...わたくしは悪病を患(わずら)って永い間この瘡(かさ)に苦しんでおります...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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