...次から次へと立ち直り始めた...
芥川龍之介 「将軍」
...「ところで君の今日の見習仕事だが……」と主任は程よいところで要領よく立ち直りながら「昨夜腹の痛くなかった連中は一同揃って囚人自動車に乗り...
海野十三 「深夜の市長」
...路地口(ろじぐち)を曳(ひ)き出る菊の車かな菊車よろけ傾き立ち直り十一月十五日 白草居還暦祝...
高浜虚子 「六百句」
...倍加的に立ち直りにくくなるのは決つてゐるが...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...立ち直り始めた官僚が例の新官僚だったのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...気持ちの立ち直りから見て...
豊島与志雄 「ヘヤーピン一本」
...ジュナップにおいて、立ち直り、対抗し、敵を阻止せんと、人々は努めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...度胸を据えた米友が猛然として立ち直りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...まともにお銀様の方に立ち直りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...屹(き)と立ち直りて...
夏目漱石 「薤露行」
...わたくしは立ち直り決心して言いました...
西尾正 「墓場」
...わずかに立ち直りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...魚はまた元通りに立ち直り...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...魚は立ち直り、水面から出した大きな尾を揺らして、またゆっくりと遠ざかっていく...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...やがて立ち直り、主人を見て喜びを言おうとした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...直線登りで一瞬もたついたが、ぱっと立ち直り、ぐんぐん脚足が伸び、終点から十二馬身の位置で先頭集団をとらえ、鼻差でゴールを駆け抜け、勝利をもぎ取った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...虚勢を張って立ち直りましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...しゃっきりしゃんと立ち直り...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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