...この計畫は立ち消えとなつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...こんな工合で賠償金の問題は自然と立ち消えになった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これも立ち消えになってしまったのか...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...その場限りに立ち消えになってしまう事も明白である...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...それが彼等によれば取りも直さず資本主義の危機の立ち消えを意味することになるというのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...どれもハネツケられたり注文に合わなくて立ち消えになったりしている...
戸坂潤 「社会時評」
...立ち消えになるかもしれんよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...でそれきり外に出かける問題も立ち消えになってしまった...
豊島与志雄 「運命のままに」
...途中で立ち消えになる...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...立ち消えになるか...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...その後立ち消えとなってしまった...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...それきり立ち消えてしまっていた何かの影が...
堀辰雄 「菜穂子」
...立ち消えました」女は陽気にうなずいて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...もしクラレットのせこい冗談が立ち消えたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...直ぐにそれらも立ち消えになった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...そのうちに八雲書店の解散でまたも再版は立ち消えとなり...
山之口貘 「山之口貘詩集」
...佐藤氏のそういう配慮も立ち消えになったわけである...
山之口貘 「楽になったという話」
...立ち消えになるか知れませんがね...
吉川英治 「平の将門」
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