...鉄の鞭(むち)をとって立ち上ると...
芥川龍之介 「杜子春」
...何と思ったか突然立ち上ると...
芥川龍之介 「妖婆」
...物憂くて立ち上る気がしない...
梅崎春生 「幻化」
...彼はスックと立ち上るなり...
海野十三 「流線間諜」
...空(から)のお弁当箱を持って立ち上る...
太宰治 「家庭の幸福」
...ふいと立ち上ると眩暈(めまい)がしそうで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...立ち上る力がなかったのだ...
壺井栄 「一つ身の着物」
...馬術すぐれし彼は今遙か眞先に立ち上る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そうして彼が立ち上るまで暖炉にかざしていた彼の痩せた白い手は...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...ふいに立ち上ることもあった...
豊島与志雄 「庶民生活」
...曙光(しょこう)は立ち上る時に敢行する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...仕立物の風呂敷を抱えて立ち上ると...
「小祝の一家」
...変に思ってヤカンのフタを開いて覗いて見て笑い出す)百姓 ……?(口を動かしながら青年の顔を見る)青年 川はどっちに有りますか?(立ち上る)百姓 うん?青年 汲んで来ます...
三好十郎 「おりき」
...ちょいと赧い顔して立ち上る...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...立ち上る事も逃げ出す事も出来なくなりました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...思わず立ち上ると彼は髪を解きつけた浴室の真紀子の櫛を探しにいった...
横光利一 「旅愁」
...近くの水面から人の立ち上る音や...
横光利一 「旅愁」
...あなたのことだから」彼女は立ち上る...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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