...とつぜん立ち上ると...
梅崎春生 「赤い駱駝」
...あわてて立ち上ると...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...そして今、私は立ち上ると、出洲をもう少し下ったところに、低い灌木の間から、かなり高い、色が妙に白っぽい岩が一つだけ立っているのが目に入った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...立ち上る事が出来ぬのだ...
太宰治 「走れメロス」
...老年の結果、それでなくても立ち居がのろくなっているのに、長い間端坐の形を崩さずにいたので、そう云う風にしなければ急には立てなかったのであろうが、さて立ち上ると、よろけるように歩きながら部屋の外へ出るのであった...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...解き放たれるのを待ちかねて後脚で立ち上る...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...おまえたちの眼の前で、屍骸が、立ち上るだろう...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...孵(かえ)った雛は直ぐ立ち上ることができ...
外村繁 「澪標」
...思わず、私は立ち上る...
外村繁 「夢幻泡影」
...舞の庭に立ち上る...
中里介山 「大菩薩峠」
...その周囲の連中がゾロゾロと立ち上る...
中里介山 「大菩薩峠」
...」かう云つて彼は立ち上ると改めて注意深く周囲を見廻はした...
長與善郎 「青銅の基督」
...死人が墓の中から立ち上るのを...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ソファから立ち上ると...
山川方夫 「その一年」
...S=三次宅三次ナニッと立ち上る...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...春婦たちは立ち上ると鉄柵に添ってぞろぞろ歩いた...
横光利一 「上海」
...農婦は場庭の床几(しょうぎ)から立ち上ると...
横光利一 「蠅」
...それまでそわそわと落ちつかなげにいた真紀子は機を見て立ち上ると...
横光利一 「旅愁」
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