...「窺知」を通じて、彼女の考えを理解しようとした...
...彼は「窺知」を深めるために、書物を読むことが好きだ...
...あなたの意図を「窺知」したいのですが、はっきり言っていただけますか?...
...この問題に関する情報を「窺知」したところ、結果は予想とは異なるものだった...
...会話の中で「窺知」を活用することで、相手の気持ちを理解することができます...
...とても地上の人間には窺知(きち)し得ないところがある...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...到底道學先生の窺知を容(ゆる)さざるものある也...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...俺の窺知し得ない心理だ...
豊島与志雄 「道標」
...そが創始時代の制作には必ず原始的なる粗野の精力とこれを発表する簡朴(かんぼく)なる様式との間(あいだ)に後人(こうじん)の見て以て窺知(うかがいし)るべからざる秘訣(ひけつ)を蔵するものあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...明治初年の風俗流行の事を窺知らむとて諸藝新聞を読む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...『江頭百詠』は詼謔(かいぎゃく)を旨とした『繁昌記』の文とは異って静軒が詩才の清雅なる事を窺知(うかがいし)らしむるものである...
永井荷風 「向嶋」
...妻と二人して今までは互に秘置(ひめお)きける古き文(ふみ)反古(ほご)取出(とりいだ)して読返しながら張りつくろふ楽しみもまた大厦高楼(たいかこうろう)を家とする富貴(ふうき)の人の窺知(うかがいし)るべからざる所なるべし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...外間の窺知(きち)を許さないものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...もはや何人も窺知することを許さぬ世界のものとなってしまった...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...在りし昔の事実が窺知される...
中山太郎 「屍体と民俗」
...勃然(ぼつぜん)としてその深奥(しんおう)にして窺知(きち)すべからざる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...また凡人の窺知(きち)し得ざる苦労を経(ふ)るのである...
新渡戸稲造 「自警録」
...それはとうてい病んだものでなければ窺知することのできない特種な世界であつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...凡庸な作者の推察力ではとても窺知すべくもないが...
久生十蘭 「魔都」
...犯罪社会に怖れられたかを窺知するに足るであろう...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...如上の講演要項によっても窺知できるように...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...しかし其体裁(ていさい)措辞(そじ)は大概窺知(きち)せられるであらう...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
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