...彼の顔色を窺うようにも見えた...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...之を窺うを得可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...その割れ目へ片眼を附けて中を窺うと...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...こちらを窺うような目つきを...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...是亦当時の風俗を窺う一端となるであろう...
永井荷風 「上野」
...直接に自然の内奥を窺うような今までの研究の興味には比すべくもなかった...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...時機を窺う間は鐙(あぶみ)に拍車を置くこともできぬもどかしさ...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...竜の譚全体を窺うたといわれぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...予(かね)て心得いた通り牛乳一桶をその辺に置き潜み窺うと...
南方熊楠 「十二支考」
...例せば予が樹蔭に匿(かく)れて窺うを見付け何物たるを審(つまびら)かにせぬ時...
南方熊楠 「十二支考」
...自然の奥を窺う一目...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...地味でしょうかしら?」老夫人が窺うように見あげると...
矢田津世子 「女心拾遺」
...こういう一つ一つの地名の増加して来た跡からもこれを窺うことができる...
柳田國男 「地名の研究」
...理想探求の奥は窺うこともできない私ではあるが...
山本実彦 「十五年」
...天下を窺う奸物の部下に就くものは...
夢野久作 「鼻の表現」
...前に蹲み込む姿勢で横の矢代の表情を窺うように云った...
横光利一 「旅愁」
...以後の消息はさらに窺うべくもありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...隙を窺うていたが...
吉川英治 「私本太平記」
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