...行家義広等の窮鳥を猟夫の手に委すに忍びざりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...また窮鳥が休むに好い枝に托(つ)くようになされてくださいませ...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...次に加能作次郎の『窮鳥』を読んだ...
田山録弥 「三月の創作」
...しかしこの二つの作の中では『窮鳥』より『弟の家出後』の方がまだよかつた...
田山録弥 「三月の創作」
...『窮鳥』や『義母』や『雪解の流れ』や『皮肉の報酬』や『金』や...
田山録弥 「三月の創作」
...窮鳥(きゅうちょう)懐(ふところ)に入れば猟夫(りょうふ)もこれを殺さぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
......
正岡容 「大正東京錦絵」
...何とせられたか」窮鳥義清はうなだれた...
吉川英治 「上杉謙信」
...この一羽の窮鳥が...
吉川英治 「上杉謙信」
...呂布が窮鳥(きゅうちょう)となって...
吉川英治 「三国志」
...この窮鳥を拒むことは自分の気持としてはできない」「……は...
吉川英治 「三国志」
...――窮鳥(キユウテウ)...
吉川英治 「私本太平記」
...窮鳥フトコロニ入レバの古語すらあるではございませんか...
吉川英治 「私本太平記」
...ふところにはいった窮鳥(きゅうちょう)をむごい猟師(りょうし)の手にわたすわけにはゆかぬ」と快川のこえはすんでいた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...地下室の窮鳥(きゅうちょう)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「余の儀でもありませぬが、今日、おうかがいいたした仔細は、わたくしのこの一身を、ご迷惑でも、慈悲の門に拾っていただきたいと思って、窮鳥のごとく、お膝へすがって参ったのでございます...
吉川英治 「親鸞」
...こちらこそ不満でおざる」「窮鳥懐(ふところ)に入れば――という事もある...
吉川英治 「平の将門」
...いわば五尺の身を容れる所もない窮鳥であるのだ...
吉川英治 「平の将門」
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