...キリストは見窄らしい着物(なり)で説教を始めた...
李箱 「二人‥‥1‥‥」
...窄袴(ずぼん)の膝は...
石川啄木 「菊池君」
...醜(わる)く見窄(みすぼ)らしいものであるが...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...なんと見窄(みすぼら)しく見えたことであったか...
海野十三 「空襲葬送曲」
...お前達がこんな杖(ステツキ)なぞ持つてたら窄い門を入るのに邪魔にならあ...
薄田泣菫 「茶話」
...君の身装(みなり)は随分見窄らしいぢやないか...
薄田泣菫 「茶話」
...見窄(みすぼ)らしかつた以前を知つてゐるのは...
薄田泣菫 「茶話」
...しかも今日来た時に気がついて私の上げて置いた見窄(みすぼ)らしい野生の花は悄然(しょんぼり)と淋しく挿さっている外(ほか)には...
橘外男 「逗子物語」
...自転車乗の半窄袴(はんズボン)ぐらいのものであった...
徳田秋声 「あらくれ」
...腸狭窄で手術を受けてから...
豊島与志雄 「録音集」
...芒や木苺が掩ひかぶさつた間に僅に身を窄(すぼ)めて登るだけの隙間がある...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...「径路(けいろ)窄(せま)きところは...
新渡戸稲造 「自警録」
...尾田はますます眉を窄(すぼ)めたが...
北條民雄 「いのちの初夜」
...水溜りの出来ている見窄(みすぼ)らしい家並(やなみ)のつゞいた町であった...
松本泰 「緑衣の女」
...わたしのこの身なりの見窄(みすぼら)しさはどうだらう? これが私の身上ありだけのものだつて言つたなら...
水野仙子 「散歩」
...窄(せま)い入口の開いたことだけは...
柳田国男 「海上の道」
...稍奧の方で窄まつて...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...そうして乞食のように見窄(みすぼ)らしくなった先生の姿に驚いている生徒たちに向って...
夢野久作 「木魂」
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