...口を窄(すぼ)めて微笑みながら健の顔を見た...
石川啄木 「足跡」
...其頃まだ見窄(みすぼ)らしい尋常科の單級で...
石川啄木 「二筋の血」
...之れ皆他(ひと)の鼻(はな)の穴(あな)の広(ひろ)きを知(しつ)て我(わ)が尻(しり)の穴(あな)の窄(せま)きを悟(さと)らざる烏滸(をこ)の白者(しれもの)といふべし...
三文字屋金平 「為文学者経」
...絵甲斐機(えがいき)の胴裏(どううら)が如何にも貧弱で見窄(みすぼ)らしかったので...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...そこに吃驚(びっくり)するほどの見窄(みすぼ)らしい門があった...
海野十三 「地獄街道」
...見窄(みすぼ)らしい服を着て平気でゐるので...
薄田泣菫 「茶話」
...女のやうな上品な口を窄(つぼ)めて変な顔をしてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...怪しまれるやうに見窄(みすぼ)らしくなつて来る...
薄田泣菫 「茶話」
...三笠山は何か後暗(うしろくら)い事でもしたやうに黛(くろ)ずんだ春日の杜影(もりかげ)に円い頭を窄(すぼ)めて引つ込んでゐた...
薄田泣菫 「無学なお月様」
...狭心症ノ発作ニ似タ痛ミガ激シク胸ヲ窄(し)メツケタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...ちやんと此處等のこんな見窄(みすぼ)らしい工場で出來て綺麗なラベルなどを貼られて市場に出てくるのであらう...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...胸をシヤツ胴衣(チヨツキ)に窄(せば)められてコルセツトを着けたるやうに呼吸苦しく...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...たつは腕を窄め、苦しげに笑いながら、上体をくねらせた...
外村繁 「澪標」
...ある食道狭窄(しょくどうきょうさく)の患者は病院には這入(はい)っているようなものの迷いに迷い抜いて...
夏目漱石 「思い出す事など」
...肩を窄(すぼ)めて眼を伏せたまま深い深いふるえたタメ息をした...
夢野久作 「二重心臓」
...楽浪丸(らくろうまる)の一等船室から一人の見窄(みすぼ)らしい西洋人がヒョロヒョロと出て来た...
夢野久作 「人間レコード」
...ちやうど見窄らしい...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...ファイアンス燒の聖母像が守護してゐるいつもの見窄らしい部屋で...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
便利!手書き漢字入力検索
