...此際随分突飛な話である...
石川啄木 「葬列」
...いかにも突飛な荒唐無稽の放談のように考え...
石原莞爾 「最終戦争論」
...いよいよ出でて益々突飛なるは新学の林大学頭たるK博士の人種改良論であった...
内田魯庵 「四十年前」
...近来我が国にも新婦人なるものが現れて突飛なる意見を口にするというから...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...こんな突飛な大仕掛けな荒仕事となると一向見当がつきません...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...ときどき突飛な振舞ひをして凡庸の人間に非ざる所以を誇示したがる傾きもあり...
太宰治 「右大臣実朝」
...突飛な慾は起さぬがようござんす...
太宰治 「黄村先生言行録」
...予言者らしい突飛な冗談と見てとって...
太宰治 「逆行」
...彼には突飛な話に思えましたし...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...女たちが腹を抱えるような突飛なことが多かった...
徳田秋声 「黴」
...大變突飛な魔法使みたやうなことを考へる...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...これは當時としては非常に突飛な議論で新しい考へであつたらうと思ひます...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...すると急に突飛な光景(シーン)が...
夏目漱石 「明暗」
...こんな突飛なことを言ふ八五郎でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何といふそれは突飛な思ひつきでせう...
水野仙子 「響」
...私はすべて突飛なことがきらいでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...松井くんが突飛な話題をひねりだすまえに...
山本周五郎 「季節のない街」
...『肺病の唄』だと思うわ」「その文句ですか」私はそのあまり突飛な言葉に...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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