...左右前後から丸太が突っ張り合って自然にテコでも動かぬような丈夫なものになったと見えます...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...またも何回か私の足先はぴんと突っ張り...
永井隆 「長崎の鐘」
...縄張話は後で付けようじゃないか」ガラッ八は突っ張りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どこへ行きなすった?」「どこへ行ったって構わないじゃありませんか」金五郎は突っ張りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...懐中(ふところ)の十手は少しばかり突っ張りますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人々は両手を膝(ひざ)の上に突っ張り...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...岩壁に足を突っ張りながら...
久生十蘭 「地底獣国」
...そんな身体で下手な突っ張りかたをすると...
久生十蘭 「虹の橋」
...「なにをおっしゃるんですか」と突っ張りだしたものの...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...突っ張るだけ突っ張り抜いて柔かになったのでなければ真の芸でないというのが翁の指導の根本精神である事が...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...慾の皮の突っ張り放題に...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...体を突っ張りながら前へのめる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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