...おまけに又その道の突き当たりはお竹倉の大溝(おほどぶ)だつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...入り口の突き当たりの壁には大きなぼんぼん時計が一つかかっているだけでなんにもなかった...
有島武郎 「或る女」
...眼鏡橋(めがねばし)を渡ってから突き当たりの大時計は見えながらなかなかそこまで車が行かないのをもどかしく思った...
有島武郎 「或る女」
...廊下を通った突き当たりにある思いのほか手広い台所...
有島武郎 「或る女」
...後ろの丁字街の突き当たりには...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...シラー町の突き当たりの角(かど)は大きな当世ふうのカッフェーで...
寺田寅彦 「先生への通信」
...屋根のない門をはいって突き当たりの玄関の靴脱(くつぬ)ぎ石は...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...突き当たりに鉄のかすがいがついた大扉があった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...突き当たりの前に...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...通行人もその濡(ぬ)れた雨傘で彼に突き当たりはしなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...店の突き当たりに...
野村胡堂 「胡堂百話」
...その男は廊下の突き当たりで伯爵夫人を抱いたりもしていたんです」「それって誰なの?」二人の婦人が同時に尋ねた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...突き当たりに厚いカーテンがかかっていて...
松本泰 「宝石の序曲」
...すぐブドリを突き当たりの大きな室へ案内しました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...黒い影は長い廊下をまっすぐに突き当たり...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...暗闇の突き当たりから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...麦の黄ばみかけている野中の一本道の突き当たりに当麻寺が見える...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...突き当たりが玄関であったが...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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