例文・使い方一覧でみる「突」の意味

...院長（いんちょう）の言（ことば）に注意（ちゅうい）をして聞（き）いていたが突然（だしぬけ）に... 院長の言に注意をして聞いていたが突然にの読み方
アントン・チエホフ　Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳「六号室」

...大阪を北から南へ突き抜けて... 大阪を北から南へ突き抜けての読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...突き当ったのは、注連（しめ）の張った杉の大木にめぐらした木柵... 突き当ったのは、注連の張った杉の大木にめぐらした木柵の読み方
中里介山「大菩薩峠」

...そこをもっと突きとめて見たかった... そこをもっと突きとめて見たかったの読み方
夏目漱石「行人」

...おれは喧嘩は好きな方だから、衝突と聞いて、面白半分に馳（か）け出して行った... おれは喧嘩は好きな方だから、衝突と聞いて、面白半分に馳け出して行ったの読み方
夏目漱石「坊っちゃん」

...「球突随意ピヤノあり gay society, late dinner」これも珍らしくない...
夏目漱石「倫敦消息」

...そして出帆間ぎわの致命傷を突くということが... そして出帆間ぎわの致命傷を突くということがの読み方
葉山嘉樹「海に生くる人々」

...こうしてここに突っ立っているのさ... こうしてここに突っ立っているのさの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...突然体に似合はなく細い笛のやうな声を震はせてどかりと卓子に突つ伏してしまつた...
牧野信一「心象風景（続篇）」

...いろいろな衝突もあつたし……」――やつぱり――と云つた叔父の言葉に私はこだわつた...
牧野信一「地球儀」

...五ヵ年計画の革命的意味を理解する精力的なプロレタリアートは各々の職場で能率増進の篤志労働団「突撃隊（ウダールニク）」を組織した...
宮本百合子「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」

...その隙間（すきま）にぐさりと突き込んで言い放った... その隙間にぐさりと突き込んで言い放ったの読み方
室生犀星「お小姓児太郎」

...まっすぐに突（つ）け！」と... まっすぐに突け！」との読み方
セルマ・ラーゲルレーヴ　Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳「ニールスのふしぎな旅」

...相手の下腹を烈しく突きあげ... 相手の下腹を烈しく突きあげの読み方
山本周五郎「さぶ」

...一吉良の話しがあまりに突然であり... 一吉良の話しがあまりに突然でありの読み方
山本周五郎「つばくろ」

...義平太の横から彼を突きとばした... 義平太の横から彼を突きとばしたの読み方
吉川英治「大岡越前」

...そして越前守が、つと、席を立ちかけると、それまでは、自分と自分との闘いに、唖（おし）のように悶（もだ）えをかかえていたお袖が、突然、盲目的に身を起して、「お待ちッ...
吉川英治「大岡越前」

...弦之丞もえぐった刃（やいば）をスッと放して対手（あいて）の体を反対に突いた... 弦之丞もえぐった刃をスッと放して対手の体を反対に突いたの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

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