...彼は本当に空想家だから、現実的なアイデアは出てこない...
...空想家的な発想は面白いけれど、実際に実行するのは難しい...
...彼女は空想家気質で、いつも夢想にふけっている...
...あの小説家は本当に空想家で、驚くようなストーリーを次々に生み出す...
...空想家のように夢を追いかけることは素敵だけど、現実を見ないといけない時もある...
...わが空想家ならずして思遣(おもひやり)少きは汝も知りたらん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...御主人も『黒トカゲ』にまけない空想家ですね...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...だから若い空想家は駄目だと言うんだ」平和は再び攪乱(かきみだ)さるることとなった...
田山花袋 「蒲団」
...私を空想家だ空想家だと言った...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...その人は空想家か哲学者であって少なくも実験科学者ではない...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...東京へ帰ったって威張れやしないよ」そう言って拒むお島の空想家じみた頭脳(あたま)には...
徳田秋声 「あらくれ」
...――似てるんですね……空想家でしょう...
豊島与志雄 「女と帽子」
...愛すべき空想家も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...……然し君は一体ひどくなげやりな空想家だね...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...一種のロビンソン的空想家となっていないではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...現實の空想家の眼はぬれた...
長谷川時雨 「あるとき」
...私を空想家にするのは...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...非常な空想家であったが...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...「あなたは随分空想家ね」「そうかなあ……」どうもこれは少年の口癖のように見える...
堀辰雄 「あいびき」
...そのまゝ神話のヒロインでゝもあるかのやうに――空想家の三木の眼にうつつた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...決してただ独りではゆかない(彼はそんなに空想家ではない)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ちょろはおちつきのない空想家で...
山本周五郎 「季節のない街」
...いかに僕が空想家だと云っても...
吉川英治 「小説のタネ」
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