...彼は本当に空想家だから、現実的なアイデアは出てこない...
...空想家的な発想は面白いけれど、実際に実行するのは難しい...
...彼女は空想家気質で、いつも夢想にふけっている...
...あの小説家は本当に空想家で、驚くようなストーリーを次々に生み出す...
...空想家のように夢を追いかけることは素敵だけど、現実を見ないといけない時もある...
...野心家西山と空想家柿江とはもつれあってもう往来に出ているらしかった...
有島武郎 「星座」
...すべての空想家――責任に対する極度の卑怯者の...
石川啄木 「弓町より」
...意志薄弱なる空想家...
石川啄木 「弓町より」
...空想家と訂正して呉れ給え...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...あまり空想家でもない房一の心に一瞬浮んだのはその気持だつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...空想家ではなかつたにもせよ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そのロシア人と友達になりたいわ」「相変らず空想家だな?」「だつて貴方にだつて...
田山録弥 「アンナ、パブロオナ」
...だから若い空想家は駄目だと言うんだ」平和は再び攪乱(かきみだ)さるることとなった...
田山花袋 「蒲団」
...その人は空想家か哲学者であって少なくも実験科学者ではない...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...愛すべき空想家も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...編輯者が文藝家をイロハ順に毎月五人づゝイから始めてくれるとでもいふのか?こののん氣な空想家よ...
直木三十五 「春夫偏見」
...すなわち、不破の関守氏は、一種の詩人でもあり、空想家でもあり、また相当の野心家でもあり、策士でもあるのですが、青嵐居士に至っては、もっとずっと着実家なのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも僕の元来の綽名(あだな)は「奇態な空想家」ではなかったか...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...「あなたは隨分空想家ね」「さうかなあ……」どうもこれは少年の口癖のやうに見える...
堀辰雄 「あひびき」
...とうていこの北国生まれの空想家の心臓を乱調子にせずに置くまいと思われる...
水野葉舟 「北国の人」
...どんな空想家が五人の子に一生の安定のために分けられる財産があると思っていよう...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...ちょろはおちつきのない空想家で...
山本周五郎 「季節のない街」
...空想家であるかと思うと...
吉川英治 「新書太閤記」
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