...空屋を管理するために、近隣住民に協力を求めた...
...あの屋敷は空屋になってからというもの手入れされていない...
...家探しをしているが、条件に合う家はすべて空屋だ...
...空屋にしてしまった家は、貸し出すことができない...
...田舎では、空屋を利用して宿泊施設を開く人たちが増えている...
...戸山ヶ原の空屋ね...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...分りまして? あのS町の空屋へ朝十時に……ね...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...牛込区S町のかの怪しき空屋へと...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...無限の富、空屋、付近に家がなく、人の通る大道から遠くはなれていて、時刻もおあつらえむきの薄暗い夕刻――ただ、死体の処置だけは考えなければならぬ...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...空屋がいっぱいできた...
高見順 「いやな感じ」
...その隣りが空屋(あきや)であったが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...裏の空屋敷には、そのじぶん大きな鷄舍が建てられてゐて、私たちはその傍の番小屋で午前中だけ勉強した...
太宰治 「思ひ出」
...まだ半分は空屋で長く/\続いてゐた...
田山録弥 「草みち」
...新しい時代に乗じた私の父は空屋敷三軒ほどの地所を一まとめに買い占め...
永井荷風 「狐」
...これを空屋の中へ積込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...あとは故(もと)の空屋敷(あきやしき)となる...
夏目漱石 「虞美人草」
...隣は枯薄(かれすすき)の空屋敷であって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...その空屋の借手がないために...
夢野久作 「書けない探偵小説」
...わかり易い横町の空屋などに並べて見せる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...彼等は風のごとく岡の空屋敷から消えました...
吉川英治 「江戸三国志」
...岡の空屋敷へ急ぐことにしました...
吉川英治 「江戸三国志」
...ぐいぐいと空屋敷のほうへひき摺って行った...
吉川英治 「銀河まつり」
...無住な伽藍(がらん)も同じ空屋敷(あきやしき)……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索