...「空咳が止まらなくて辛かった...
...「空咳で喉が痛くなってしまった...
...「空咳が出る度に手が止まってしまう...
...「空咳を続けたせいで身体がだるくなった...
...「最近、空咳が出ることが多くなったので、病院に行きたいと思っている...
...てれ隠しに一寸空咳(からぜき)をした...
薄田泣菫 「茶話」
...とおつしやつて二つ三つ空咳をなさつて...
太宰治 「右大臣実朝」
...小さな空咳(からせき)が聞こえた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...小太郎は、木片をもったまま「不埓なっ、通るを見かけての罵詈雑言(ぼりぞうごん)、勘弁ならぬ――」「馬鹿っ」一人の職人が、木片を、かちんと叩いて「東西東西、この場の模様は、いかがに相成りまするか」「えへん」一人が、空咳をした時、小太郎は後方に人の動きを感じた...
直木三十五 「南国太平記」
...空咳(からせき)をするとか...
中里介山 「大菩薩峠」
...空咳(からぜき)の出る疲れ病に罹(かか)ったことも...
中島敦 「南島譚」
...空咳も何時かしなくなった...
中島敦 「南島譚」
...いやな空咳までするようになった...
中島敦 「南島譚」
...軽い空咳(からせき)をした...
中島敦 「光と風と夢」
...入ると直ぐに大きな空咳をしますので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...階下では何も彼も知っている神さんがこんこんと空咳をしていた...
林芙美子 「帯広まで」
...空咳(からせき)こんこんとして涙を襦袢(じゆばん)の袖(そで)にかくしぬ...
樋口一葉 「十三夜」
...空咳(からせき)こん/\として涙(なみだ)を襦袢(じゆばん)の袖(そで)にかくしぬ...
樋口一葉 「十三夜」
...空咳こん/\として涙を襦袢の袖にかくしぬ...
樋口一葉 「十三夜」
...五十をこしてから空咳(からせき)がすると云つて寒い時節になると炬燵(こたつ)の中に跼(くぐま)つて居た...
平出修 「公判」
...ついぞそんなのはまだ聞いたこともないような気味のわるい空咳が続けさまに洩れて来るのを耳にした...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...空咳だということは明瞭であった...
山本周五郎 「風流太平記」
...出まかせに空咳を一つしてみせ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索